韓国ドラマ「梨泰院クラス」(読み方:イテウォンクラス)第4話のあらすじ&感想です。
出演:パク・ソジュン、キム・ダミ、アン・ボヒョン、キム・ドンヒ、イ・ジュヨン、クォン・ナラ
前回のストーリー
7年の準備を経て、セロイは梨泰院に飲食店をオープンしたが、お客が来ずに赤字続き。
そんなある日、セロイの店にイソ、グンス、グンスの先輩が来店した。イソとグンスはまだ高校生。「未成年が飲酒している」と通報されてしまい、セロイの店は、2ヶ月の営業停止を食らってしまう。
Contents
「梨泰院クラス」第4話 あらすじ
セロイとスングォンの出会い
セロイの店でホールを担当しているスングォンは、セロイと同じ刑務所に収容されていた元受刑者。
刑務所の中で、読書ばかりしているセロイに
「前科ついた時点で人生終わってんだから、知識を身につけたところで、無意味だ」
と、つっかかってきたのがスングォンだった。
しかし、セロイは
「そうやって、あれこれ理由をつけて、諦めていたら、何も出来ない。俺の価値をお前が決めるな。俺は自分のしたいことをして生きる」
と、スングォンに向かって言い放った。
それが二人の最初の出会いだった。
あれから7年。
出所したスングォンは、元のチンピラ生活に戻り、ケンカと賭博を繰り返す日々。
一方、セロイは遠洋漁業、土方などをしながらお金を稼ぎ、さらには経営を独学し、梨泰院に「タンバム」をオープンした。
刑務所で相部屋だったヒフンに連れられて「タンバム」を訪れたスングォンは、7年前の言葉通り、自分のやりたいことをして生きているセロイと、自身との差に愕然とした。
「時間」は、誰にでも、平等に与えられている。
しかし、セロイと自身では、その濃度があまりにも違っていたのだ。
セロイに再会したスングォンは、それまで身を置いていた世界から足を洗い、「タンバム」で雇ってもらうことになった。
こうして、まっとうな人生を歩み始めたスングォンにとって、セロイは人生の恩人そのもの。
そんなセロイに、「営業停止処分」という迷惑をかけてしまい、果てしなく落ち込むスングォン。
しかし、セロイは「店を再度立て直すための準備期間にしよう」と、彼を励ます。
その頃、イソは・・・
「タンバム」が2ヶ月の営業停止になっている間に二十歳になったイソは、女友だちと夜の梨泰院で遊んでいた。
しかし、おしゃれな店へ行っても、イケメンにナンパされても、なぜか退屈なイソ。セロイに出会ってから、何をやっても興味がわかなくなってしまったのだ。
男たちと飲んでいたイソは、「帰る」と言って、先に席を立った。すると、ナンパ男の一人があとを追ってきた。
その男が面倒くさいイソは、彼をけなす言葉を並べ立て、その場を去るが、プライドがズタズタになった男は追いかけてきて、イソの頬を思いっきり殴った。
イソは一瞬たじろぐが、持ち前の運動神経で男を背負い投げし、さらに蹴り飛ばした。しかし、それでも逆上した男は、それでも追いかけてくる。
イソが雑居ビルの男子トイレに逃げ込むと・・・
セロイが用を足していた。
セロイを見て、ホッとするイソ。
しかし、イソが男とトイレに入ってきたため、セロイは見て見ぬ振りをして、その場を去ろうとする。
「あの・・・」とセロイを引き留めるイソ。
呼び止められたセロイは、彼女の頬が腫れていることに気づく。これまで誰にも「助けて」と言ったことがないイソは、生まれてはじめて、セロイに助けを求めた。
グンウォンを殴ったあの日以来、誰にも手を挙げることがなかったセロイは男を殴り、イソの手を引いて、走り出した。
セロイ、イソ、スアの微妙な三角関係
イソを手を引いて、走るセロイ。ビルの外でセロイを待っていたスアもセロイに手を引かれ、3人は梨泰院の街を全力疾走した。
男が追ってこないことを確認したセロイは、気をつけて帰るようイソに告げて、スアと一緒に行こうとする。
イソは「お礼にお茶でも」と誘うが、その気がないセロイ。
このまま別れたくなくて「SNSマーケティング、私の得意分野です」と、なんとかしてセロイを引き止めるイソ。
3人でカフェに入るが、無言のまま、火花を飛ばし合うイソとスア。
「ふたりはどんな関係?」と尋ねるイソに
「友だちよ」と答えながら「でも、セロイが私のこと、好きなの」と挑発的なスア。
セロイが席を外した間に交わした会話で、イソは、「あの日の犯人」は、スアだと確信する。
「もしかして、私を通報したのはあなた?」イソはスアにそう尋ねた。
スアは否定せずに「セロイはそれでも変わらない。そういう人だから」と、堂々としている。
席に戻ってきたセロイ。
知ったかぶりしてニヤニヤしているイソの前でスアは、顔色を変えずに言った。
「あなたの店を通報したのは、私なの。それでも私のことが好き?」
セロイは一瞬だけ考えて「うん」とうなずき、「少しショックだけど」と答えた。
「帰るわ」と席を立つスア。セロイも席を立とうとするが、イソが引き止めた。
一人になったスアは、自分が進む道と、セロイを思う気持ちの狭間で、苦しんでいた。
バーにやって来たセロイとイソ
お酒を飲んでも、スアのことを決して悪く言わないセロイ。
「人の心はギブアンドテイクじゃないから・・・」という彼に、「もうその話しはいいです」と、どこかもどかしいイソ。
話題を変えたいイソは「タンバム」の問題点を次々と挙げ、店名もダサいと指摘した。
どうして「タンバム(甘い夜)」にしたのかと尋ねるイソ。
酔ったセロイは、
「これまでの自分の人生は苦く、孤独だったから、真っ暗で憂鬱な夜が、少しでも甘くなればと思って」
と話した次の瞬間、店の床に倒れて、寝おちてしまった。
そんなセロイを眺めながら、この人の憂鬱な夜を、人生を甘くしてあげたい、という思いがイソの中に芽生える。
衝動が抑えられず、イソは寝ているセロイにキスをする。
イソの人生が始動する
離婚を経験した母親に、愛に振り回されて人生を無駄にすると言われて育って来たイソ。
二十歳。また人生の価値観が定まっていない年齢。
橋の上に立ったイソは、
コインの表が出たら、お母さんの望み通りの人生を
裏が出たら、自分の進みたい人生を進もうと決めてコインを空高く飛ばした。
コインはイソの手をすり抜け、橋の下の川へと落ちていった。
コインはどちら側だったのか・・・
裏だと思うことにしたイソは、その足でセロイの店へ走って向かった。
そして、店から出て来たセロイに「ここで働きます!」と宣言した。
イソは、セロイの夢を一緒に叶えることに決めたのだ。
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梨泰院クラス第4話 感想 〜目標感染して、濃い時間を過ごそう〜
スングォンの語りで始まるセロイとの回想シーンが、圧巻でした。
「時間」は、誰にでも、平等に与えられている。
しかし、セロイと自分では、その濃度があまりにも違っていた。
スングォンの言う通り、私たちは毎日きっちりと24時間与えられている。その時間を一生懸命過ごそうが、だらだらと無駄に過ごそうが、寝て起きたら、またまっさらな24時間がスタート。
だから、その尊さをついつい忘れがちだけれど、本当はお金よりも何よりも大切に使うべきものは「時間」なのかもしれません。
自分のやりたいこと、思い描く人生に向かって、一日、一時間、一分、一秒をムダにすることなく、過ごしていたら、セロイのように、着実に人生を動かすことができるのではないかと思います。
そして一生懸命生きている人のエネルギーというのは、周囲の人に伝染していきます。
これを心理学では「目標感染」というそうです。
身近な人が新たな目標を立てて、それに向かって行動しはじめると、周囲もつられて何かの目標に突きすすむようになるのです。
セロイの姿を見て、突き動かされるように自分の人生をまわし始めたスングォンやイソのように。
そして、それはドラマを見ている視聴者でも起こり得るのです。
第4話を見た私は、セロイの熱量に感化され、夢を実現するための時間を作るために、早起き(5時起床)をスタートしました。
ドラマ1本で、人の人生は変わるし、動く!
ドラマの力ってすごいですね!
改めて、ドラマの素晴らしさを感じた梨泰院クラス第4話でした。