出演:パク・ソジュン、キム・ダミ、アン・ボヒョン、キム・ドンヒ、イ・ジュヨン、クォン・ナラ
前回のストーリー
チャン会長の後継者の座を狙う「チャンガ」ナンバー2カン理事。
彼女からのミッションである「チャン会長のタンバム来店」を見事に達成したセロイは、カン理事とタッグを組むことに。
Contents
「梨泰院クラス」第8話 ネタバレあらすじ
タンバム存続の危機
「タンバム」が入居するビルのオーナーが変わり、「契約が満了する半年後に出て行ってほしい」との通告を受けたセロイは、所有者に電話をかける。
電話口に出たのは、聞き覚えのある声。新たな所有者は、ほかでもないチャン会長だった。
「どこで店を開こうとも、そのビルを購入し、追い出すつもりだ。いつまでも、お前に関わりたくない。土下座して、許しを請うたら、店を続けさせてやる」と交換条件を出す。
しかし、「私との関係を断ち切りたいなら、あなたが土下座すればいい」と怯むことのないセロイ。
グンスの葛藤
チャン会長が「タンバム」をビルから退去させようとしていると知ったイソは、やり場のない怒りをグンスにぶつける。
そのイスから、父・兄とセロイとの間に、かつて何があったのか、すべてを聞いたグンスは、つらい過去がありながらも、なぜ自分をタンバムに迎えてくれたのか、理由をセロイに尋ねた。
「お前を見た瞬間、頼れる場所を求めているような気がしたんだ。タンバムが、そして俺が、その居場所になれるんじゃないかと思って」
誰にも言えなかった自分の孤独を、何も言わずとも分かっていてくれたセロイに、グンスは家族のことを泣きながら詫びた。
そんなセロイにこれ以上迷惑をかけることはできないと、グンスは自分が家に戻る条件で、タンバムの存続を父に頼む決心をした。
セロイが目指す道
翌日、グンスはセロイに店を辞めると伝えた。
セロイは引き止めるが、イソは、「店の引っ越しよりも、バイト一人辞める方が、店にとっては利益です」と、グンスの申し出に賛成する。
そんなイソにセロイは「マネージャー失格だ」と告げ、「利益を追求するだけなら、初めから商売なんてやっていない」ときつく告げた。
「情を優先して、損ばかりしている社長のことを思って・・・」と、泣いて訴えるイソに、
「俺のことを思ってやることが、どうして俺の仲間を切ることなんだ」と、さらに声を荒げるセロイ。
「私は社長に人生を賭けました。お店はどうするんですか、代案を聞かせてください」と引かないイソに、セロイは「ビルの購入する」と告げた。
保有しているチャンガの株の約半分を売却を進めていたのだ。
タンバムの仲間たちを守るために、これ以上、チャン会長に行く手を阻まれないために。
イソが目指す道
イソはグンスを訪ね、「情のないことを言ってごめん」と謝る。
「お前はもともと情がない。人のことを考えない自己中だし・・・。でも、そんなお前が好きだ」と告白するグンス。
グンスの気持ちに気づいていたイソは、
「はっきり言っとくけど、私は社長が死ぬほど好き。あんたにこうやって謝りに来たのも、社長についていきたいから。だから邪魔しないでね」と、さらりと告げて去っていく。
セロイの信念にふれたイソは、彼にどこまでもついていくことに決めたのだ。
セロイにとっても、徐々にイソが大きな存在になっていた。
そんな中、チャン会長は、オフィスにイソを呼び出し・・・。
「梨泰院クラス」第8話 感想 〜セロイとパク・ソジュン、それからチェ・ウシク〜
パク・ソジュンの演技が大変なことになっています!
説得力がありすぎて、セロイはパク・ソジュンで、パク・ソジュンはセロイなんじゃないかと思うほど、完全に同化しています。
かなり悩みながらセロイの役作りをしたそうですが、「大切な仲間のために熱くなれる人って素晴らしい!!」と、熱い演技に、思わず心が震えます。
熱量って、画面を通しても伝わってくるのですね。
ところで、こうした熱量って、人から人へと感染していくんですよね。それを心理学では「感染理論」といいます。
私たちは思いのほか、周囲の人の影響を受けています。だからこそ、普段、どんな人と一緒に過ごすかって、すごく重要なんですよね。
チンピラだったスングォンが一生懸命働くようになったのも、
ヒョニが料理の腕をどんどん上げていったのも、ある意味当然。
こうした現像は、あながちドラマの世界だけのお話しというわけではありません。
実際に、仲のいい友人が目標に向かって進んだり、何かを達成したりすると、周りの人たちもつられて、ものすごい集中力で何かに打ち込みはじめる傾向があります。
(心理学でいうところの「目標感染」)
そういう意味では、パク・ソジュンが「梨泰院クラス」ですごい演技を見せているのは、99パーセントが本人の努力と才能のたまものであることは大前提なのですが、
あとの1パーセントは親友チェ・ウヒョクの影響ではないかと、ちょっと思いました。
映画「パラサイト」が米アカデミー賞のオスカーを受賞し、チェ・ウシクが舞台上でキラリと涙を光らせたのは、「梨泰院クラス」の撮影中。
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受賞の瞬間は、パク・ソジュンもテレビの前で歓声を上げた様子が、インスタで公開されました。かなり興奮している様子ですよね笑
また、アカデミー賞受賞後、帰国したチェ・ウシクに会いにいった時のワンカットです。
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普段から、時間があれば顔を合わせて「お互いがんばろう」と励まして会っているという二人。いい影響を与え合える関係っていいですね。
ともあれ、パク・ソジュンが演じるセロイが素晴らしいという話しでした。
パク・ソジュンとチェ・ウシクが共演したドラマ
韓国で2012年に放映されたドラマ「ファミリー」の共演がきっかけで、親友になったというふたり。
パク・ソジュンの代表作「サム、マイウェイ〜恋の一発逆転〜」でも、共演してます。
(写真は台本を一緒に見ながら台詞の練習をするパク・ソジュンとチェ・ウシク)
サム、マイウェイ ~恋の一発逆転!~(2017)
プロのテコンドー家になる夢に敗れ、ダニ駆除の仕事をするドンマン(パク・ソジュン)と、アナウンサーになることをあきらめ、デパートの受付係をしているエラ(キム・ジウォン)。
幼なじみの二人の恋の行方もさることながら、二人が再び夢に挑戦する姿に、めちゃくちゃ勇気づけられるドラマです。