梨泰院クラス

梨泰院クラス|15話あらすじと感想 セロイの涙・グンウォンの涙

梨泰院クラス15話ネタバレあらすじ感想

SUI
「梨泰院クラス」とうとう残り2話になりました。第15話のあらすじ&感想です。


前回のストーリー

〉〉「梨泰院クラス」第14話ネタバレあらすじはこちら

梨泰院クラス15話 ネタバレあらすじ

車にはねられ、セロイは瀕死の状態。グンスが慌てて救急車を呼ぶが、グンウォンとチンピラ達がグンスに襲いかかる。絶体絶命の中、グンスはスングォンに電話をかけ、必死に助けを求める。しかし、携帯を壊され、途中で切れてしまう。

誘拐されたイソとともに倉庫で監禁されるグンス。その二人の姿をみて、高笑いするグンウォン

梨泰院クラス15話ネタバレあらすじ感想

グンウォンは、この4年間、自分を刑務所にぶち込んだイソとセロイに復讐することだけを考えて過ごしてきたのだ。

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そんなグンウォンに「お前の人生がこうなったのは、父さんがお前を捨てたからだ」と声を上げるグンス。

セロイと父の再会

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車に激突したセロイは、病院搬送されたが、意識不明の状態。心配しながら、セロイを見守るスア、ヒョニ、スングォン。

セロイは、父と再会する夢をみていた。

「大切な仲間ができた」と、父に報告するセロイ。そんな息子の話しに耳を傾けるやさしい父。

久しぶりに親子水入らずの時間を過ごしたあと、父はセロイを橋のふもとまで連れて行った。

行こう。これ以上、真っ暗で憂鬱な夜に苦しまずにすむところへ。ずっと、つらかっただろう?

そう言いながら、息子をねぎらう父に、セロイは、これまで口にできなかった心の奥底の孤独をすべて父に吐露する。

そして父を強く抱きしめ、こう告げた。

今度生まれ変わっても、父さんの息子になりたいよ

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俺は行かない、デートがあるんだ。それに、俺の人生はもう苦しいだけじゃない。家族のような仲間がいるから」。

セロイの言葉に安心した父は、「やっぱりお前は自慢の息子だ」と伝え、ひとりで橋を渡って行った。その父の背中が遠ざかっていくを見送ったところで、セロイは目を覚ました

15年という時間をかけて、やっと父をあの世へ送ることができたセロイは、病院のベットの上で泣き崩れた。

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スアの決断

スングォンは、セロイのひき逃げ事件と、イソ、グンスの誘拐事件の犯人が、グンウォンに雇われた暴力団であることを突き止める。そして、その証拠をスアに託した。

事件の主犯がグンウォンだと知ったスアは、証拠を携えてチャン会長のもとを訪れる。15年前と同じように隠蔽しようとするチャン会長に、スアは辞表を差し出した

グンウォンとチャン会長

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グンウォンはチャン会長に電話をかけ、イソとグンスを誘拐したことを告げる。

後始末をしてやるから、居場所を教えろ」というチャン会長に、

父さん、僕は父さんにとって自慢の息子でありたかった」と、グンウォンは涙を流しながらに告白した。

そして「本当はずっと怖かったけど、耐えることができたのは、セロイみたいな弱者は家畜だと思え、という父さんの教えがあったから」と、ずっと言えなかった心の叫びを吐露した。

しかし、もう何かが完全に振り切れてしまったグンウォンは、セロイとイソを始末することを示唆し、「俺を止められるのは、父さんだけだ」と、自分の居場所を告げた。

セロイが向かった先は・・・

体に傷を負ったまま、イソを助けに行こうとするセロイ。スアは、死に行くようなものだと必死に止めるが、イソに対する想いをスアに伝え、病院をあとにした。

梨泰院クラス15話ネタバレあらすじ感想

セロイが向かった先は、チャン会長の邸宅。

梨泰院クラス15話ネタバレあらすじ感想

グンウォンの居場所を聞くセロイに、会長は一言尋ねた。

私に土下座できるか?

退学処分になった時も、留置所にいる時も、決して土下座をしなかったセロイ。

しかし、初めて会長の前でひざまずいた千回だろうと一万回だろうと、セロイにとって今この瞬間、土下座をすることなど、何でもないことだった。

16話(最終話)へ

梨泰院クラス第15話 感想 セロイの涙、グンウォンの涙

セロイとグンウォン、それぞれの父親への思いが噴出した2つのシーンが切なすぎて圧巻でした。

ずっとがんばってきたけど、本当はすごくつらかった

初めて正直な胸の内を語るセロイに「お前は自慢の息子だ」と、やさしく肩をなでるセロイの父。

そんな父はもうこの世にはいないという喪失感と、15年かけてやっと父をあの世へ送り出すことができた安堵感から泣き崩れるセロイ。

梨泰院クラス15話ネタバレあらすじ感想

その頃、グンウォンも父であるチャン会長に、「本当はずっと怖くて、怯えながら生きてきた」と吐露し、涙ながらに「父さんの自慢の息子でありたかった」と告白。

梨泰院クラス15話ネタバレあらすじ感想

二人の涙が対照的ながらも、父への強い思いがとても切ない。そういえば、二人とも母親がいないんですよね。

セロイがセロイたる理由、グンウォンがグンウォンたる理由が、この2つのシーンで、見事に表現されていた気がします。

感傷的なパク・ソジュンとアン・ボヒョンの演技も良かったですが、それを凌駕していたのが、セロイの父親役のソン・ヒョンジュさん。

セロイを置いて、ひとり橋渡るあの後ろ姿・・・。

15話一番の名シーンだったのではないでしょうか。

切なくて、素晴らしすぎる15話でした。いよいよ残り1話残すのみになりました。

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