くじで名前を引き当てた相手にプレゼントを渡す「贈りものごっこ」。ドクソンが引いた紙には「ジョンファン」の文字。では、「ドクソン」と書かれた紙を引き当てたのは誰!?
【恋のスケッチ〜応答せよ1988〜 14話のあらすじ&感想】
13話のあらすじ&感想はこちら
14話「大切な君へ」あらすじ
12月の終業式当日、ドクソンは女友だち二人と、狎鴎亭に最近オープンした「マクドナルド1号店」へ。
この日はクリスマス・イブ、そして今、一番ソウルでナウい(!)場所とあって、周りはカップルだらけ。
女の子同士で来たドクソンは、「男友だちを呼んでよ」と二人にせがまれ、渋々ジョンファンに電話。いつもムッとしていて、口の悪いジョンファンが、わざわざ狎鴎亭まで来るはずがないと思いつつ、電話をすると・・・。
マクドナルドから帰って来たドクソンは、幼馴染5人組やボラ、ノウル、ジョンボンと一緒に「大学歌謡祭」をテレビで鑑賞。そこで新たなビッグスターの誕生を目の当たりにする。
24日のクリスマス・イブも終わりに近づいてきた23時30分。ドクソンは家の軒先でテクを待っていた。いや、正確には「贈り物ごっこ」のパートナーからのプレゼントを待っていた。
ところが、テクは「贈り物ごっこ」のことなど、すっかり忘れている様子。がっかりして落ち込むドクソン。
しかし、クリスマス当日の早朝、意外な人から、ドクソンにプレゼントが届く。
14話「大切な人へ」感想 ネタバレ注意
ドラマの最初に登場した「マクドナルド」は、実際、1988年3月に狎鴎亭洞(アックジョンドン)に1号店をオープン。開店当日は3000人が行列をつくるほどの賑わいだったとか。
狎鴎亭は江南エリアと呼ばれるソウルの南に位置。一方、ドクソンたちが住む双門洞(サンムンドン)はソウルの北東の端っこにあり、現在でも、バスで小一時間かかるほど、離れています。
何が言いたいかというと・・・・、
そうなんです! そんな遠くまで、はるばるやって来たんですよ、ジョンファンは。
ドクソンのために!
ドクソンが「一人でいる」と思って!
「なんでオレ呼ばれたんだろう?」、「もしかしたら(ムフフ)」なんて期待しながら!
な〜〜の〜〜〜に〜〜〜〜〜〜!!!
深刻な顔で「私のパートナー?」と、ジョンファンに聞くドクソン。
ジョンファンを「贈り物ごっこ」のパートナーだと勘違いしているのです。
どうも、この「贈り物ごっこ」、くじで名前を引いた相手に親切にしなければならないというルールも含まれているようなのです。
にしても、ジョンファンの気持ちが、なぜわからないか〜〜っドクソン!!!
こんなことされても、全くわかっていません、この人。
「どうして行ったか、この頭でよく考えろ」なんて、すっごい切実に言われているのに、わかっていません。
ドクソンの予想通り、「ドクソン」と書かれたくじを引きあてたのはテクでした。
でも、お父さんのお誕生日のことで頭がいっぱいで、「贈りものごっこ」のことなんて、すっかり忘れていたテク。
夜中に「贈りものごっこ」のことを思い出したテクに、「何が欲しい?」尋ねられ、すかさず「ピンクの手袋」と答えるドクソン。
う、うれしそう。
てか、ドクソンよ。
プレゼントをもらうことばっかり考えているけど、
あなたもくじを引いたわよね?
確か「ジョンファン」を引いたわよね?
あげないんだ。何も・・・・。
そんなジョンファンから翌朝届いたクリスマスプレゼント。「お前には似合わない」と言っておきながら、ちゃんとドクソンがピンクの手袋を欲しかったていたことを覚えていました。
テクからのプレゼントと勘違いするドクソンに、「ジョンファンさんからだよ」と弟のノウル。
なんせ「応答せよシリーズ」は、すれ違いに次ぐすれ違いが大得意。
ここでまたテクからのプレゼントと勘違いしたまま、ドクソンとジョンファンの気持ちがすれ違ってしまうのではないかと、少しハラハラしましたが、ナイス!ノウル。
にしても、回を増すごとにカッコよく見えてきます、ジョンファンが。
ドラマのへえ 「大学歌謡祭」
「1番」だの「15番」だの優勝チームを言い当てながら、ドラマの中でみんなが必死になって見ていた「大学歌謡祭」。
その名の通り、大学生がオリジナル曲を歌い、優勝を競う番組で、1977年から2012年まで、年に一度開催されていました。
全36回の中で、最も盛り上がったのが1988年のシン・へチョル率いるバンド「無限軌道(ムハンケド)」が出場した時。
今年は優勝者を当てる賭けをしていたドクソンたちは、「無限軌道」のオリジナル曲「君へ(그대에게)」の前奏部分を聞いただけで「16番!16番!」と叫んでいましたが、この時、会場で審査委員をつとめていた韓国歌謡界のレジェンド、チョ・ヨンビル(←「釜山港に帰れ」の人)も、実際に前奏部分を耳にした時点で、優勝チームは無限軌道だと確信したんだとか。
無限軌道はデビューを果たすも、数年で解散してしまいますが、ボーカルのシン・へチョルは、その後、歌手として、音楽プロデューサーとして、大活躍。多くのアーティストに影響を与えました。