「愛の不時着 見返したらスゴかった8話編です。
すっかりご無沙汰している間に、主人公二人のビッグニュースが飛び込んできましたね。
でも、「あーやっぱり!」と思いませんでした?
何はともあれ、元旦のハッピーなニュースに触れ、幸せな気分になりました。
ということで、今回もネタバレ全開で第8話の振り返りです。7話はこちらから
ヒョンビンとソンイェジンが初共演した映画「ザ・ネゴシエーション」の記事はこちら。
愛の不時着沼|映画「ザ・ネゴシエーション」視聴は絶対NGです
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「愛の不時着」8話感想|感動シーン2つと、2004年のBINJINエピソード+記者会見時のヒョンビン
セリの言葉と2004年のヒョンビン&ソンイェジンがビミョーにかぶる件
まずは旬ネタ(?)を。
8話ラストシーンからのスタートです。
氷の表情でクリスマスをバカにする「過去セリ」と、ジョンヒョクの家でクリスマスの準備をする「今セリ」。
言ってることと、やってることのつじつまが合っていないところに、なぜかセリの魅力を感じるシーンでした。
ところで、ジョンヒョクへのクリスマスプレゼントを大事そうに抱えながら、
「人生って何が起こるか分からないわね」
とセリがひとり呟くシーン。
まさに!!ですね。
元旦の熱愛報道後に第8話を見返して、思い出したのは、2004年11月に開催された映画「私の頭の中の消しゴム」のVIP試写会(の様子を放映したテレビ番組)。
当時、トップスターのチョン・ウソンと、注目若手女優のソン・イェジンが共演した映画とあって、VIP試写会には、チョ・インソン、チャン・ドンゴン、コン・ユ、イ・ジョンジェ、コン・ヒョジンなど、多くのスターがかけつけました。
その中にヒョンビンの姿も。
2004年11月といえば、ドラマ「アイルランド」の放映終了直後。「私の名前はキムサムスン」で大大ブレイクする前ですね。
TV番組のリポーターに「映画の何に期待しますか?」とマイクを向けられたヒョンビンは
「チョン・ウソンさんの映画なので、すべてに期待しています」と回答。
すると、リポーターから「ソン・イェジンさんには期待していない?」と意地悪な質問が。
苦笑いしながら「期待しています」と、無理やり言わされてる感満載で答えていました。
これがヒョンビン&ソン:イェジンのテレビ初絡みだったんじゃないかと思います(って、直接絡んでませんが・・・)
たぶんですが、この時のヒョンビンは、本当にチョン・ウソンしか目に入っていなかったはず。中学生の頃は、部屋にチョン・ウソンのポスターや写真を貼るほどの大ファンだったとか。VIP試写会の後のインタビューでも「チョン・ウソンさんの演技に感動して、しばらく席から立ち上がれませんでした」と熱く語っていましたが、ソン・イェジンについては一切触れていませんでした。
あれから17年。
「人生って何が起こるか分からないわね」
まさにセリの言葉通りです!
完璧のさらに上をいく人(feat.ジョンヒョク)
彼女を帰還させるために数々の危険な目にあっても、セリを守ることをやめようとしなかったジョンヒョクですが、ここにきて、彼女の前から立ち去ります。
自身が手を尽くしたすべてのことを「失敗続き」と否定され、
銃傷を負いながら迎えに来たことを「重荷」、「迷惑」と煙たがられ、
あげくの果てには「他の男性と一緒に帰国する」とまで告げられてしまいます。
なのに、セリを責めるでもなく、説得するでもなく、尋ねたことはただ一つ、本心かどうか、だけでした。
たくましさともろさを合わせ持ったセリをまじかで見てきたジョンヒョクが、こんな表情をしている彼女の本心に気づかないはずがありません。
「愛する人を亡くした悲しみを知っている、安全に帰してあげたい」
という強い思いがあっても、それを押しつけることなく、支配しようともせず、彼女の選択を尊重しながら、対等であろうとする。
この人、「完璧な人」の域をはるかに超えています。たぶん、完璧のさらに上を行く人って、こんな人なんじゃないかと思う今日この頃。
重要な場面にはいつも炎が灯っている件
学校の教室で、暖をとりながら語るシーン。
ついさっきまで、心にもないことをジョンヒョクにまくし立てていたセリが、「あなたの人生が台なしになってしまいそうで」と、胸の内を明かす、いい場面でした。
第4話で、セリの暗闇に光を照らしたように、セリの心を静かな炎で溶かすのも、やっぱりこの人。
演出なのか偶然か、ジョンヒョクが燃やす炎によって、セリが持ってきたやかんの中の氷は、セリの心と同調するように、いつの間にか溶けています。
そういえば、ジョンヒョクとセリの心が近づく時には、いつも炎が灯っているような気がします。
炎って人を素直にさせるそうです。ゆらめきが脳波をゆったりした波長(α波)にさせるからなんだとか。
どれも珠玉のようなシーンですよね。
ヒョンビンが制作発表会で見せたソン・イェジンへの配慮
締めも旬ネタで。
19年12月秋に行われた「愛の不時着」制作発表記者会見でのこと。
ヒョンビンとソン・イェジンが主役を務めることから、リポーターからこんな質問が飛び出しました。
ヒョンビンさんとソンイェジンさんにお尋ねします。
2回にわたって熱愛報道が出ましたが、どちらも否定されました。今回のように恋愛ドラマで共演することに負担はありませんでしたか?
普段なら、司会者から回答を促されるまで、マイクを手にしないヒョンビンが、この時ばかりは、ソンイェジンよりも先に回答するために、マイクを握ってスタンバイ。
どういうわけかそういう報道が出てしまい(ソンイェジンと目を見合わせて笑い)、今みたいに笑って済ませたのですが、、、
それ(熱愛報道)が、作品選びに影響を与えたり、重荷になったことはありません。むしろ、もう一度共演したいと思っていた相手役だったので、今回のオファーも快く受けました
と、丁寧に回答。
答えにくいこの手の質問には、ソン・イェジンよりも先に自身が回答して、彼女をガード。
そのやり方がわざとらしくなくて、とてもスマートでした。
台本を読んで、リ・ジョンヒョクのイメージと、ヒョンビンさんのイメージが100パーセント一致した
とは、この会見でのソン・イェジンの言葉ですが、元旦以来、イメージをかぶらせてしまうことしきりです。
最後は8話と関係ない話しになってしまいましたが、今回は以上です。