愛の不時着

愛の不時着4話ネタバレ感想|セリの暗闇に光を灯す人(feat.ジョンヒョク)

愛の不時着第4話感想・解説

韓国ドラマ「愛の不時着」、見返したらすごかったシリーズ〜第4話編〜です。今回も、ネタバレ全開でスタートです。3話はこちらから。

リ・ジョンヒョクの魅力にハマっている方は、ヒョンビンが「正義感にあふれる北朝鮮の刑事」役を演じている「コンフィデンシャル/共助」もおすすめです。

コンフィデンシャル/共助無料配信
無料あり|映画「コンフィデンシャル/共助」愛の不時着にハマったからこそ楽しめる

愛の不時着ロスの人、リ・ジョンヒョクファンの人に、ぜひぜひおすすめしたい映画が、ヒョンビン主演の「コンフィデンシャル/共助」です。 おすすめ理由は ヒョンビンが北朝鮮の刑事を演じている その刑事がリ・ ...

続きを見る

「愛の不時着」第4話|全ストーリーを知っているからこそ(知らなくても)感動できるシーン4つ

1、いつも暗闇を光で照らしてくれる人(feat.リ・ジョンヒョク)

tworii4-11

いきなりですが、4話本編のラストのシーンからで、恐縮です。

市場で、はぐれてしまったセリを、ジョンヒョクが迎えにくるシーンは圧巻でした。インタビュー記事によると、セリ役のソン・イェジンさんも印象に残っているシーンなんだとか

12話で判明しますが、心の中に「日が昇らない夜の海」を抱えているセリ。

そんな彼女にとって、「光のない場所」は心の闇を呼び起こす起爆剤のようなもの。2話でも、停電になったとたん、それまで堂々としていたセリが急に怯えはじめました。

この時も、絶妙なタイミングで、懐中電灯とロウソクを持って、彼女の前に現れたジョンヒョク。

愛の不時着第4話感想・解説

今回も、真っ暗な中で一人になり、心の闇が浮かびはじめたまさにその時、アロマキャンドル片手にセリの前に現れます。

愛の不時着第4話感想・解説

まだあります。そうです!
舞台は韓国。ジョンヒョクは北に帰ってしまったんだと、真っ暗な部屋で、一人絶望していたセリに、明かりを灯します。

愛の不時着第4話感想・解説

こうやって、いつでもどんな時でも、セリの暗闇に光を照らす人、リ・ジョンヒョク。

4話では、ヨンエさんの誕生日会帰りのセリに向かって、「遅い時間まで出歩くな」と言っていますが、実はこのセリフ、韓国語ではこんな前置きがあります。

この辺りは夜暗いから

愛の不時着第4話感想・解説

もう、ちょっとかっこよすぎて、言葉が出ません・・・

created by Rinker
¥2,420 (2024/03/15 12:21:19時点 Amazon調べ-詳細)

2、リ・ジョンヒョクが「生活の達人」でカッコいい件

愛の不時着第4話感想・解説

海上統制により「船渡し」に失敗したセリは、すごい顔してジョンヒョクに悪態ついていましたが、その中で、彼女はこんなことを言っていました。

私に悪いと思うなら約束して
来週は江南のカフェでくつろげると

上記は、日本語字幕。実際の韓国語のセリフでは、もっと具体的でした。

私に悪いと思うなら約束して
来週は江南の一番おしゃれなカフェで、エスプレッソを飲ませてくれると

そんな彼女に、「約束はできない」と冷たいジョンヒョク。

ですが、ちゃんとセリの言葉を逃さず聞いていました。そして、市場で生豆を取り寄せ、自家焙煎して、黙々とコーヒーを淹れてあげる、、、、、このやさしさ。

そして「二日酔いにはコーヒーよね」と感動しているセリに、豆もやしスープまで作ってあげていました。ご存知の通り、韓国で豆もやしスープといえば、二日酔いの朝の定番メニュー。北朝鮮でも同じなのですね。

ちなみに豆もやしスープとはこんな料理。第3話で出てきたリ・ジョンヒョクの本貫(先祖の出身地)がある韓国の全州の名物です。

愛の不時着第4話感想・解説

思い返せば、ククス(麺)も、自家製麺していました(feat.2話)。このジョンヒョクの「丁寧に生活してます」感がカッコいい。そりゃ、ポケットにハンカチ入れて、出勤もするはずです(feat.3話)。

愛の不時着第4話感想・解説

一方、セリが台所に立って料理をするシーンは、ドラマ最終話まで一度も出てきません。

「愛の不時着」で描かれている北朝鮮の生活風景って、一見、日本でいうところの「昭和感」にあふれているのに、主人公二人はめちゃくちゃジェンダーフリー。このドラマのこういうところがものすごく好き。

ちなみに、ジョンヒョクがコーヒーを注いだカップは、コペンハーゲン。カメリアの絵が描かれたこのカップは、韓国で「リ・ジョンヒョクコーヒーカップ」と呼ばれ、飛ぶように売れたそうです。

愛の不時着第4話感想・解説

愛の不時着第4話感想・解説

愛の不時着第3話感想・解説

毎朝、このカップでコーヒーを飲んだら、特別な一日を送ることができそうですよね!

3、覚悟を決めたセリがカッコ良すぎる件

愛の不時着第4話感想・解説

セリが、パラグライダーで、韓国に帰還一人飛び立とうとするシーンは、今後、何度も目にすることになる彼女の強さが表に現れた最初のシーンのように思います。

北朝鮮に不時着してからというもの、リ・ジョンヒョクや隊員たちの助けを借りるしか、為す術がなかった彼女。突然の海上統制により、「船渡し」での韓国帰還に失敗したセリは、ついに自ら行動する覚悟を決めます。

悩んでないで、何かやってみよう
死んでもー
しかたないわ

しばし忘れていましたが、この人、上場企業のオーナーでした。しかも、財閥家に産まれながらも、誰の手も借りず、自ら会社を立ち上げて、大きく育てた実力者。これまでも何度も、道なき道を切り開いてきたはず。このシーンでは、そんな彼女の気鋭のようなものを感じます

さらには、後を追ってきたジョンヒョクに、「偵察隊がすでに出動したはずだ」と聞かされると「一人で山を下りて捕まる」と言って、ジョンヒョクを守ろうとします。

「愛の不時着」が良いドラマだなと感じる理由のひとつは、セリを「自立した女性、実力も能力もある女性」として描いているところ。この点においてはダンも然り。

男性をカッコよく見せるために存在する「守ってあげたい系女子」が存在しないところが、ほんと素晴らしい。

で、「セリのパラグライダー帰還」ですが、無謀のように見えて、結果的には功をそうしました。セリが発した「こちらはセリ1号」の声が、ホンチーム長や保険会社のパク・スチャンによって発見され、セリの父の耳にも届くという、奇跡を生んだのは、ご存知の通り。

セリの言うように「悩んでないで、何かやってみよう」精神ってホント大事

4、セリがすごく楽しそうで泣けてくる

愛の不時着第4話感想・解説

場面が前後しますが、みんなで貝プルコギを食べるシーン。この時のセリの表情は格別です。「愛の無事着」全話の中で、一番いい笑顔なんじゃないかと思えるほど。

貝に注がれた焼酎を飲んだセリの言葉が、彼女の感情をよく表しています。

砂糖入れた?
甘いわ

韓国では、焼酎の味をその時の気分になぞらえて、「甘い」と言ったり「苦い」と言ったりします。

楽しくて、幸せな時=「焼酎が甘い」
つらくて、悲しい時=「焼酎が苦い」

という具合に。

韓国映画や韓国ドラマに昔からよく登場する表現ですよね。(直近では、ドラマ「梨泰院クラス」の主人公セロイのセリフにもありました)

愛の不時着第4話感想・解説

ところで、この貝プルコギのシーンは、6人が本当に楽しそうで、見ているだけで幸せな気分になりました。国の体制や思想が違っても、人と人はつながれるし、良い時間を共有することだってできると教えてくれているようです。

ゆえに・・・、この直後に映されたセリの家族の食卓が氷の空間のようでした。

愛の不時着第4話感想・解説

誰も笑ってないし・・、誰も美味しそうに食べてないし・・、絵ヅラからしてコワイし・・。

幼い頃から、こんな食卓を囲んできたであろうセリ。

ブイヤベース料理じゃなくて「ただの貝焼き」でも、ソーヴィニヨン・ブランじゃなくて「ただの焼酎」でも、素敵な人たちとの楽しい時間が、彼女の人生に訪れて本当に良かった。コントラストの強すぎる二つのシーンを見返すたびに、そう感じます。

あのまま「船渡し」が成功して韓国に帰還していたら、セリにこの時間が訪れなかったかと思うと、賄賂になびかなかったこの人も感謝です。

愛の不時着第4話感想・解説

 

「愛の不時着」第4話「見返したらすごかった」のまとめ

見れば見るほど、味わい深くて、つじつまもピッタリ合致!こんなドラマ、かつてあったでしょうか!? まだ第4話なのに、感動に次ぐ感動です。

ヒョンビンもソン・イェジンも事あるごとにインタビューで、「脚本が面白い」と言っていましたが、この密度あるストーリーを積み上げた脚本家のパク・チウンさんに感服です。もちろん、文字に息を吹き込んだキャストのみなさんにも!

インタビューといえばこちらがおすすめ!「韓国TVドラマガイド別冊」では、ヒョンビンの過去のインタビューも掲載されています。 

created by Rinker
¥1,760 (2024/03/15 22:25:02時点 Amazon調べ-詳細)

5話はこちら

愛の不時着 見返したらスゴかった5話編 ジョンヒョクの表情が豊かすぎて

韓国ドラマ「愛の不時着」、見返したらすごかったシリーズ〜第5話編〜です。改めて見返すと、5話ってターニングポイントの回ですね。名シーンも満載です。 それでは、今回もネタバレ全開でスタートです。4話はこ ...

続きを見る

-愛の不時着
-, , , , , , , ,

© 2024 STORY10PLUS