紳士の品格

ドラマ「紳士の品格」第4話 あらすじ&感想(韓国の友情関係&ソウルの住宅事情)

ドラマ「紳士の品格」第4話 あらすじ

ホテルのカフェで、お見合い相手を待つイス。そこに現れたのは、野球の遠征試合以来、しばらく会っていなかったドジン。「片思いを始めることにした」と言って、ドジンはイスをホテルから連れ出すが、イスは彼にからかわれていると思い、怒って帰ってしまう。しかし、その夜、ふたりは偶然バーで出会い・・・・。

数日後、イスのもとに、ドジンから130万ウォンもの高価な靴のプレゼントが届く。負担に感じたイスは、靴を返すためドジンの家へ行くが、出てきたのはバスローブ姿のドジンと、パジャマ姿の若い女性。あきれるイスに、ドジンが発した言葉は!?

一方、テサンの家に居候していたユンだが、メアリがアメリカから帰国したため、出て行ってしまった。事務所の近くに家を借りたというが、それがウソだとわかり、親友男3人はある計画を立てる。

週末、いつものように草野球の審判に出かけるイス。セラもテサンを応援しに、野球場へ。そこで偶然、イスの手帳にはさまっていたテサンの写真を見てしまう。

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ドラマ「紳士の品格」第4話 感想

お見合いの席から連れ出しておいて、「片思いを始めることにした」と言っておいて、
さらには、泥酔しているところを介抱までしたのに、イスがお家にいったら、女性がいたですと!? ま・さ・か・の展開でした。

というか、家に女がいるなら、居留守使ってほしいものです。これ見よがしにバスローブで出てきて、部屋の中にいた彼女をわざわざ玄関先に呼ぶなんて。どこまでイスの気を引きたいんだ、キム・ドジン。

ドジンにしてみると、せっかくイスのことを思って選んだ靴を返されたこと、そして130万ウォンのプレゼントを「無駄遣い」と言われたことで、プライドが傷ついたのでしょう。目が完全に怒っていました。それで、わざとイスを傷つけるような行動をとったのですね。 弱っ、弱すぎるわ、キム・ドジン。

前回(第3話)、BMWの昔の広告まで引っ張り出してきて、ドジンの二面性がかっこいいと褒めたのに。大人になりきれないアラフォー男、この先、紳士になるのか、なれるのか? 次を楽しみにしたいと思います。

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ユンはなぜ友人の家を渡り歩くのか?のナゾを「ソウルの住宅事情」と「韓国人の友情関係」から解いてみた

さて、第3話まで、ドジンのことを中心に書いてきたので、ここでアラフォー男4人の中で、「一番頭がいい」敏腕弁護士のチェ・ユンを取り上げたいと思います。

この方、立派な職業に就いているのに、テサンの家を間借りしていたかと思えば、第4話からはドジンの家に住みはじめるなど、なぜか友人の家を渡り歩くという、ナゾの行動をとっています。

↓ 2話で、テサンと帰国したばかりのメアリが交わした会話。

メアリ:「(私の部屋を)誰かに貸してるの?」
テサン:「ユンだ。1年以上前から」
メアリ:「ユンさんのマンションは?」
テサン:「知らなくいい」

その理由が、第4話で明らかになりました。4年前に亡くなった妻のお母さんに、自分のマンションを貸していたのですね。やさしい人です。ユンとお義母さんのやり取り、泣きそうになりました。

・・・・ん!? しかし、20名ものスタッフを抱えるデキる弁護士、ユンです。何も「宿泊客」がたびたび来るドジン宅に居候しなくても、一人暮らしの部屋を借りるくらいの財力があるのでは!?

そこで、この「ユンの住むとこ問題」を、「ソウルの住宅事情」と「韓国人の友情関係」から謎解きをしてみたいと思います。(以下、管理人の勝手な推測です。ドラマとは何の関係もありません)

1、義母に貸しているユン名義のマンションは億ション!?

第4話で登場したユンのマンション。洗練されたインテリアとはいえませんでしたが、アイランドキッチンに、広々としたリビングルームがありました。韓国であのようなタイプのマンションだと、広さはだいたい170〜200平米ほどの物件が多いようです。

ドジン、テサン、ジョンロク宅同様、ユンのマンションも、ソウルきっての高級住宅街、江南(カンナム)区に位置していると想定すると、どれだけ安く見積もっても20億ウォン(約2億円)はくだりません。ということは、ユンは、結婚と同時に購入したあのマンションのローンに今もおわれている!? もしくは完済したものの貯金がゼロ!?

2、「家を借りるくらいなら、俺んち住めよ」的発想

仮にユンがローンを抱えていたとしても、現役弁護士なのですから、賃貸に住めるくらいのお金は稼いでいるはず。しかし、江南区は先述の通り、高級住宅街。家賃もハンパなく高いのです。

築年数にもよりますが、80平米ほどのマンションで、保証金5000万ウォン(約500万円)月々の家賃150万〜200万ウォン(約15万〜20万円)といったところでしょうか。

なお、韓国では、保証金は、家を引き払うときに全額返金されます。また、高額の保証金(数億ウォン〜数十億ウォン)を先払いすると、月々の家賃がタダになる「チョンセ」という制度もあります。この場合も、保証金は引き払うときに全額戻ってきます。

この韓国独特の借家制度「チョンセ」があるためか、韓国では、月々高額な家賃を支払うのはもったいない、と考える人が少なくないようです。いや、ユンやドジンがそう考えたかは、不明ですが・・・。

と、まあ、いろいろ書きましたが、「住むとこ探してんなら、俺んち部屋空いてるから来いよ」という感じが正解じゃないかと思われます(あくまでも勝手な推測です)。

ドジンたち韓国の70年代生まれは、ちょうど集団主義と個人主義のハザマ世代。友達関係において、「え!?ちょっとそれお節介すぎない!?」という行動に出たかと思えば、過度の干渉は一切しないという、密接になることも、ある一定の距離を置きながらゆるやかにつながることも知っているのがこの年代の人たち。

こうした「濃いのに、どこかドライ」な4人の友情が、この先もいろんな場面に登場するので、意識してみると面白いかもしれません。

ということで、今回はここまでです。ありがとうございました。

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