ドラマ「100日の郎君様」完全徹底ガイド 第1話 ストーリー

韓国時代劇「100日の郎君様」第1話 ストーリー

時は朝鮮王朝時代。

暗雲が垂れ込める草原を、馬で駆ける次期王位継承者のユル。そのユルの前に、側近のチョン・ジェユンが立ちはだかり、戦へ向かうのを制止する。しかし、既に覚悟を決めているユルは、聞く耳を持たず、馬に強く鞭打ち、戦地へと駆けてゆくー。

           *   *   *
時はさかのぼり、16年前。
王族の子である幼きユルは、武士ごっこに明け暮れる日々を送っている。

ある日、ユルは、階層が低い奴婢の子マッケを敵に見立て、遊んでいると、不意に後ろから頭を小突かれる。「いったい誰が!」と振り返ると、そこには、きれいな韓服に身を包んで、こちらをにらみつけるイソの姿が。

「弱い者いじめするのは、武士じゃなくて、マヌケがすることよ!」とユルに言い放ち、泣いているマッケの手を引いて、去っていくイソ。ユルは、その姿に圧倒され、ぼう然と立ち尽くすしかなかった。

イソは、王を警護する内禁衛の長、ユン・ブジョンの一人娘。お裁縫よりも、剣を振り回して遊ぶのが好きな、明朗活発で正義感の強い少女だ。

ユルは、イソを脅かそうと、親友のドンジュとともに仕返しを企てる。「マッケが人食い男にさらわれた」と嘘をつき、山中に呼び出したのだ。恐る恐る男の家の庭に入ると、そこに斧を持った大男の姿が!怖くなったユルとドンジュは、イソを残して、逃げてきてしまう。

その日の夕方、外はどしゃ降り。
ユルは、家に戻って来てからも、イソのことが気になって仕方がない。意を決して、暗い山道を一人で走り、大男のもとへと向かう。そして、男の家をそっとのぞくと—

そこには、大男と仲良くなり、鶏肉を食べているイソの姿が!

張りつめていた気が一気に抜けてしまうユル。と同時に、階級や身分で人を判断せず、誰にでも分け隔てなく接するイソに好意を抱く。

帰り道、満開の桜の中を並んで歩く二人。
イソを迎えに行く途中、急ぐあまり転倒してケガをしたユル。その腕をみたイソは、自分の赤い髪飾りをほどき、ユルの腕に巻いて手当てをする。そんなやさしいイソに、ユルは思わず「将来、お前と結婚する」と宣言する。

この日以来、イソによく見られようと、ユルは関心がなかった勉学に励むようになる。そして、儒教の入門書である「小学」を読み終えた日、イソの家を訪ねた。母がきれいに洗ってくれたイソの赤い髪飾りをたずさえて。

イソに「小学を10日間で読み終えた」と自慢げに伝えるユル。そんなユルの頭をやさしくなでるイソ。そして、ユルが髪飾りを渡そうとしたその時—

何者かがイソの家の大門を荒々しく叩く。イソは、「ここから動かないで」とユルに言い残して、使用人たちとともに門の方へ。

用件を尋ねる間もなく、刀を持った男たちが門を突き破り、、中に入ってきたかと思うと、使用人を斬りつけた。次にイソを斬ろうとしたその時、イソの父、ユン・ブジョンがそれを阻んだ。

そして、兄のソクハに「イソを連れて逃げろ、そして生きのびろ!」と伝え、自ら盾になる。そんな父を残して立ち去れないイソだが、兄に強く手を引かれて、泣きながらその場を離れる。

男たちと戦う父と使用人たち。
しかし、使用人は次々斬られ、ユルが一緒に遊んでいたマッケまでもが無惨に殺されてしまう。

ユルは目の前で何が起きているのかわからないまま、立ちすくむしかない。

ユン・ブジョンが絶体絶命の中、王の返り血を浴びた一人の男が現れた。ユルの父に謀反することを持ちかけた家臣、キム・チャオンだ。

ユン・ブジョンの戦友であったはずのキム・チャオンは、その友にとどめを刺した。そして、家来たちに「一人残らず皆殺しにしろ」と指示をする。

この残酷な状況を一部始終見ていたユルは、イソをなんとか逃がそうと、男たちの前に立ちはだかり、「あの者たちを追うな!追うなら、王族の名にかけて処罰する」と無我夢中になって叫んだ。

そんなユルを、キム・チャオンは片手で抱きかかえ、ユルの父のもとへ連れて行く。父の姿を見つけたユルは、駆け寄り、必死に父に助けを乞う。しかし、次の瞬間、信じられない言葉を耳にする。

キム・チャオンが父の前でひざまずき、こう告げたのだ。

「ご命令通り、すべての者を葬りました。今、この時から、世は殿下のものでございます」

 

    *   *   *

場所は変わり、王宮の中。
ユルが不安そうに立っている。
王宮のどこにも母の姿が見当たらないのだ。

王位継承者の衣装、紫色の龍袍を着るように女官たちに促されるが、母上が帰ってくるまでは、何もしないと叫び、その場から走って立ち去る。

王宮が見渡せる楼閣では、これから王に即位するユルの父と、キム・チャオンが密談を交わしている。

功を讃え、望むものを何でも与えると告げるユルの父に、キム・チャオンは「国舅」、つまり、自身の娘とユルを政略結婚させ、時期国王の義父になりたい旨を申し出た。

やや戸惑うユルの父に、キム・チャオンは畳み掛けるように、続ける。
「ユルの母が、山寺に向かう途中に足を踏み外し、転落して死去した」と—。

その話しを聞いてしまったユルは、泣きながら母のもとへ行こうを走り出す。しかし、広い王宮。走っても走って、一向に外へ抜け出すことはできない。そして、とうとう女官に取り押さえられてしまう。

泣きじゃくるユルにゆっくりと近づき、「未来、王になるのですから、私的なことで涙してはなりません」となだめるキム・チャオン。「王になどなりたくない!」と必死で抵抗するユルの腕を強くつかみ、「お泣きください。それができるのは、今日限りです」とユルに告げ、その場を立ち去る。

「お母様! お母様!」と泣き叫ぶユルの悲しい鳴き声が、王宮に響いたー。

    *   *   *
16年後ー
笑顔など、遠い昔に忘れてしまったかのような、冷淡な目をした世子に成長したユル。政略結婚した世子嬪にも冷たく、未だに寝床を共にしたことがない。

気難しい性格で、口グセは「不愉快極まりない」。
その上、勝気な性格で、「数ヶ月間、雨が降らないのは、陰陽(男女)が調和しないからだ」と家臣たちから苦言を呈されると、「結婚適齢期を過ぎた20歳以上の男女を全員、今すぐ結婚させよ」と、無理難題な命令を下す始末。

そんなユルは、体調が優れない日が多く、ある日、とうとう意識を失ってしまう。

王宮では、病弱なユルに代わり、自身の息子ソウォン大君を世継ぎにしたい王妃側につく家臣と、ユルの義父になったキム・チャオンの側につく家臣の二手に分かれ、権力抗争が繰り広げられていた。

それぞれの思惑が渦巻く王宮で、10日間、意識を失ったままのユル。しかし、実は、病のふりをしていただけだった。毎日飲んでいる韓方薬が、体調が悪化させていることに気づいたユルは、自身の毒殺を企てた犯人を探す決意をする。

護衛武士であり、幼なじみでもあるドンジュとともに、動きはじめたユルは、怪しい医女を突き止めた。しかし、誰に命令されたのか吐かせようとしたその時、刺客に弓を射られ、目の前で医女を殺されてしまう。刺客を追うが、刺客も逃してしまう。

一方、イソは、「ホンシム」と名を変え、庶民のヨン氏の娘として、明るく、強く、たくましく、ソンジュヒョンという村で暮らしていた。

そんなホンシムにも、「適齢期を過ぎた男女は全員結婚せよ」というユルの命令が下るが、ソンジュヒョン最高齢独身女性のホンシムは、一人で必死で抵抗している。

ある日、ホンシムは一人都へ。
16年前に生き別れた兄と「離れ離れになったら、満月の日に毛塵(モジョン)橋で会おう」と約束したのだ。

かつて「イソ」だった頃のように、きれいな服を着て、兄との約束の場所にやってきたホンシムは、橋のたもとに咲いていた美しい桜を見て、しばし、幼い頃のユルとの記憶を思い出していた。

刺客を逃し、王宮に戻る途中のユルも、桜に目が止まった。ふと、視線を橋のたもとに向けると、桜の下に美しいホンシムが。ユルは、ホンシムに、かつてのイソを面影を見つけー

2話へ続く

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