出演:パク・ソジュン、キム・ダミ、アン・ボヒョン、キム・ドンヒ、イ・ジュヨン、クォン・ナラ
前回のストーリー
イソへの思いが募るグンスは、「私が好きなら、チャンガのトップになって」との彼女の言葉に突き動かされ、タンバムを辞めて、チャン会長のもとに戻った。
一方、タンバムは、人気の料理番組に出演したことで一気に有名になり、投資の申し出が殺到する。これを機に、セロイは、タンバムのフランチャイズ事業を展開することに。
ある日、タンバムメンバーと、グンス、スアの6人は一緒に食事をしながら、「真実ゲーム」をすることに。グンスから「イソを女性としてみたことは?」と聞かれたセロイは「女性として意識したことはない」と回答。それを聞いたイソは、泣きながら出ていってしまう。
追いかけてきたセロイに、イソは意を決して告白する。しかし「俺を好きになるな」と、フラれてしまう。
Contents
「梨泰院クラス」第12話 ネタバレあらすじ
チャン会長の次なる一手
セロイはタンバムの営業に、フランチャイズ事業にと、多忙な毎日を送っていた。
何もかも順調に進んでいるようだったが、ある日、多額の投資を約束していたリード投資家が契約を破棄し、突然姿を消してしまった。
これにより、フォロー投資家たちも続々と投資を取りやめ、セロイの会社に入るはずだった100億ウォンは水の泡に。
不安に駆られたフランチャイズの加盟店オーナーたちが、セロイの事務所に駆け込んできて、大騒動となる。しかし、セロイは「約束したサポートは必ず行います」と宣言する。
これを仕組んだのは、チャン会長だった。知り合いの会社に、嘘の投資話しを持ちかけるよう仕向け、セロイを窮地に陥れたのだ。そんな父の姿をそばで見ながら、グンスはチャンガ式のやり方を学んでいく。
スアはセロイに・・・
チャン会長から数々の仕打ちを受けてきたセロイ。これ以上、セロイが傷つくのをみたくないスアは、
「チャンガへの復讐心をすべて捨てて、一緒に幸せになろう」
と、泣きながら訴える。
そこにイソから電話が入る。
「社長、ごめんなさい・・・。フランチャイズ事業、私が無理にすすめたから・・」と、弱々しい声。
セロイは電話口のイソに、そして目の前にいるスアに告げた。
「こんなこと、何でことはない。父さんがひき逃げされて、その事故が隠蔽された時の方がよっぽどつらかった。でも、再び立ち上がることができたのは、復讐を誓ったからだ。チャンガを潰すまでは、絶対にあきらめない」
その言葉に泣き崩れるスア。
投資家からのミッション
セロイは、ホジンの力を借りながら、投資家を探しはじめる。
投資家リストの中に、セロイは、タンバムの常連客であり、先日、トニーの祖母であることが判明した老女の名前を見つける。
いつも見すぼらしい格好をしている彼女は、数々の不動産を所有する資産家だったのだ。
セロイは悩んだ末、彼女に投資して欲しいと頼む。「韓国の飲食業界のトップになりたい」というセロイに、「出演中の料理バトル番組で優勝したら、投資する」と約束する。
ヒョニの試練
料理バトル番組の最終決戦当日。
セロイは
「優勝したら、投資してもらえることになった」とヒョニに伝える。
慌てるヒョンに「タンバムの未来はお前にかかってる。お前ならできる!」と、ヒョニにすべてを託した。
気合を入れてヒョニはスタジオに入るが、周囲から冷たい視線を突きつけられる。
「通りで声が太いと思ったのよ」「手術したってことよね?」そんなひそひそ話しも聞こえてくる。
グンスが、ヒョニのセクシャリティをマスコミに暴露したのだ。今日のバトルでタンバムに勝つために。
冷ややかな視線に耐えられなくなったヒョニはスタジオから飛び出してしまう。
一人廊下で泣いているヒョニのもとに駆けつけたセロイ。
「つらい思いをしてまで出演することはない」と伝え、
「お前がお前であることを、他人に納得してもらう必要はない」と、やさしく肩を抱いた。そんなセロイの言葉に号泣するヒョニ。
イソがヒョニに送った詩
スタジオに戻ったセロイは、決勝戦には自分が出るとディレクターに伝える。
その頃、ヒョニはイソからの電話を受けていた。
「今朝、詩を読んでたら、ヒョニさんのことを思い出したの」
と、詩を読んで聞かせた。
私は石ころ
炎にこの身を焼かれようとも
私は決して動じない何度強く叩かれようとも
私は決して傷つかない闇の中に閉じ込められようとも
私は光を失わない灰になって粉々に砕けてしまう
万物の理をも超克する私はダイヤモンド
この詩に励まされたヒョニは、顔を上げてしっかり前を向き、スタジオに戻った。
そして、スタジオにいる全員にこう宣言した。
「タンバムのシェフ、マ・ヒョニ。 私はトランスジェンダーです。そして、私は、今日優勝してみせます」
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梨泰院クラス第12話 感想 セロイの言葉が真理
お前がお前であることを、他人に納得してもらう必要はない
この言葉に出会えただけで、12話見てよかったと思いました。グンスの棒読み演技も帳消しです!
この世の中、ヒョニのように「ただ自分らしく生きているだけで」、いろんな人がいろんなことを言ってきます。その人の価値観で。
時には、勝手にジャッジしてくることも。
セクシャリティがどうだとか
結婚してるとか、してないとか
子どもがいるとか、いないと
見た目とか、仕事とか、学歴とか
そんな上っ面なことで判断し、ジャッジしてくる人に、
時には傷つくこともあります。
でも、セロイの言葉が真理です。
お前がお前であることを、他人に納得してもらう必要はない
私が私であることに、私自身が価値を置いていたらいいこと。
よく知りもしない人に納得してもらう必要はない。
このドラマに出会って本当に良かった。
ちなみに、ドラマの中に登場した詩は、「梨泰院クラス」の原作者であり、このドラマの脚本家でもあるクァンジンさんのオリジナルだそうです。
素晴らしいですね!
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・全話見どころ
・名ゼリフ選
・パク・ソジュンインタビュー
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韓国TVドラマガイド別冊 プレミアム沼落ち厳選130作! (双葉社スーパームック) pic.twitter.com/AtX6ccdB4f
— 岡崎暢子 韓日翻訳・編集 (@kotepuyo_kamo) September 19, 2020