ドラマ「紳士の品格」第6話 あらすじ
財布がないイスは、家に帰りたくても帰れない。ドジンに迎えに来てほしいと電話をするが、来るとも来ないとも言わないまま電話を切られてしまい、路頭に迷っていた。すると、偶然ユンが車で通りかかる。ホッとしたイスは笑顔で車中のユンと話していると、そこにドジンの車が到着する。イスがナンパされていると勘違いしたドジンは・・・。
大惨事並みの珍事件があったものの、イスは無事ドジンの車に乗車。テサンがいるため、家に帰れないというイスを、ドジンは会社所有のホテルまで送ることにする。自分の家のようにくつろぐイスの姿を見て、心なしかうれしいドジン。そこに突然、セラといるはずのテサンがやってきて・・・。
大げんかをして以来、会っていないテサンとセラ。そんな中、最近めっきり成績が振るわないセラを叩く記事がネットニュースに流れる。心配したテサンはセラに何度も電話をするが出ない。
一方、メアリは相変わらず片思いのユンにストレートなアプローチを続けている。ユンはメアリのことが気になりながらも、頑なに拒み続ける。ある日、コリン(イ・ジョンヒョン)がメアリのバイト先に現れる。親しげに話すメアリとコリンの様子に、ユンは平然を装いながらも動揺が隠せない。
ドジンは、改めてイスに靴をプレゼントするため、イスの家を訪れる。玄関先で出くわしたドジンとイスが立ち話しをしていると、そこにテサンがやって来る。イスをセラだと勘違いしたテサンは、驚かそうと後ろからイスを抱きしめる。絶妙のタイミングでセラが現れる。
片思いのテサンに抱きしめられ、何もできず立ち尽くすイス、慌てるテサン、何が起きたのか理解できていないセラ・・・。ドジンはこの状況を収拾するために、イスの手を引いて、その場から立ち去る。
余韻にいつまでもひたり、ぼう然としているイス。そのイスにドジンは突然キスして・・・!?
ドラマ「紳士の品格」第6話 感想(ドジンに学ぶセルフイメージの高め方)
第5話までの段階で、キム・ドジンが相当の自信家だということはわかっていました。
普通なら、片思いの相手だからこそ、知らず知らずのうちに、「弱い立場です」と、自分に勝手にレッテルを貼ってしまいがちなところ、キム・ドジンは違います。
片思いの相手の前でも「下」になったりなんかしません。振る舞いも、態度も、言動も、堂々としていて、決して媚びたりなんかしません。もう、なんと言いますか、身にまとっている空気からして、堂々としています。そして、自分がかっこいいことを、誰よりも自覚しています。
仕事に関しても同じです。仕事を与える方のクライアントは「上」、請け負った側は「下」。そして「下」は、どんな理不尽な要望でも、がまんをして当然の立場だと。しかし、クライアントの前でも、信念を貫きます。なにせ、理不尽なクライアントにはグラスを投げつけるくらいですから。
その自信のありよう、今回の第6話では最高潮に達していました。
突然訪ねてきたテサンに見つからないようにと、慌ててシャワールームに隠れるイス。そのイスにぎりっぎりまで接近して、ドアの向こうのテサンと会話をするドジン。ちっ近い!
こんなこと、自信がない人は死んでもできません。嫌われたらどうしよう、と普通の人は考えるもの。自分のことを好きだという確信があるならともかく、その気配すら感じられない人にできるわけがありません。
でも、キム・ドジンはできてしまう。つまり、セルフイメージが高いのです。高すぎるくらいに。
どうやったら、あんな風に自信が持てるようになるのでしょう?
その答えは、ドジンがイスのために再び購入したプレゼントにありました。
130万ウォンの靴をプレゼントしたドジンは、「こんな高価なものはもらえない」と一度イスにつき返されています。
しかし、めげません。改めてプレゼントを持ってイスを訪ねます。しかもまた靴。今度は生身のまま、ぶら下げて。
イスの指定通り10万ウォン以下かと思いきや、さらに10万ウォン上がって140万ウォン。でも、イスの意向をちゃんと取り入れて、14回払い。なるほど!
で、重要なのはこの先です。セルフイメージの高い人は発想が違います。
「私には贅沢すぎて履けません」というイスに、
「靴の価値に自分を合わせればいい
これを履いて俺のもとに」
・・・・・なるほど!
この短い言葉の中に、いろんな意味が込められていそうですね。
自分を高められるかどうかは、「自分の意識」にかかっていると、教えてくれているようです。気づかぬうちに、つい心にブレーキをかけている人に向けて。
最高の告白であり、高価な靴よりも何よりも、これほど素敵な言葉のプレゼントはないのではないでしょうか。
ドラマ「紳士の品格」で覚える韓国語 第6話 名ゼリフ
新しい靴をイスの足元に置き、
나 한테 올 때 이거 신고 와요.
ナ ハンテ オルテ イゴ シンコ ワヨ
これを履いて俺のもとに
(直訳:俺のもとに来るときは、これを履いておいで)