愛の不時着

愛の不時着第2話ネタバレ感想|ジョンヒョクの言葉が深すぎる件

愛の不時着第2話感想

何回見ても、新たな感動・新たな発見があるドラマ「愛の不時着」。

この素晴らしすぎる作品を、丁寧に振り返りながら、最初見た時には、気づかなかった伏線や、登場人物の心情などを探っていく「愛の不時着、もう一度見返したら、すごかった〜第2話編〜」です。1話編はこちら

では、ネタバレ全開の振り返りスタートです!

ヒョンビン沼にどっぷりハマっている人には、ヒョンビンが北朝鮮の刑事を演じている「コンフィデンシャル/共助」もおすすめです。

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「愛の不時着」第2話|全ストーリーを知っているからこそ味わい深いシーン3つ

1、「イヤだろうけど、私たちは仲間なの」(by.セリ)

第2話 18分すぎ

隊員たちはジョンヒョクの家で、死んだと思っていたセリとまさかの再会。なんとか韓国に無事帰れるよう協力してほしいと、彼らに頼むシーンでのセリの言葉

愛の不時着第2話感想

イヤだろうけど、私たちは仲間なのー

彼らに向かって、投げかけたセリのこの言葉を改めて聞くと、その後のセリ、ジョンヒョク、隊員たちの運命を予言しているかのようで、なんとも胸に来るものがあります。

「愛の不時着」は、ジョンヒョクとセリの恋の行方と同じくらい、隊員とセリが深く繋がっていく過程が見どころでした。

愛の不時着第2話感想

セリに悪態つくも負かされてばかりのチス
「リトルジョンヒョク」かと思うほど、寡黙なのに洞察力バツグンのクァンボム
北朝鮮語と韓国語の通訳をしながら、セリと隊員の心の橋渡しをするジュモク
最初の食事でセリにそっと肉を差し出す優しいウンドン

愛の不時着第2話感想

愛の不時着第2話感想

のちに、彼らはセリにとって、かけがえのない大切な存在に。

ちなみに、「私たちは仲間なの」の部分、韓国語のセリフでは

「우린 지금 한배를 탄 거라니까?(私たち今、ひとつの船に乗ってるんだから)」

となります。

ひとつの船に乗る=運命共同体

セリと、ジョンヒョク・隊員の6人の関係は、数年前に流行語大賞にもなった「ONE TEAM」のようなものかもしれません。ONE TEAMとは、出身地や文化などの違いを乗り越え、ひとつに結束したチーム。

同じ民族とはいえ、生活様式も文化も体制も全く異なる国で生きてきたセリと、ジョンヒョク&隊員。ひょんなことから「ONE TEAM」となった彼・彼女らは、さまざまな困難に立ち向かいながら、大切な仲間となっていくのは、最終話まで視聴した誰もが知るところです。

その片鱗が、すでに2話でも垣間みられ、最初視聴した時には感じ得なかった感動が込み上げてきます。

2、セリを慰めるためにジョンヒョクがかけた言葉が深かった件

第2話 47分15秒

北朝鮮に不時着してから気丈に振る舞っていたセリが、緊張の糸が切れたかのように、リ・ジョンヒョクの前で号泣した際、彼女を励まそうとジョンヒョクがかけた言葉

災いのあとには、幸せが来るものだ

愛の不時着第2話感想

ヒョンビンがインテビューで「ドラマ前半で、一番印象に残っているセリフ」に挙げた言葉でもあります。

「화와 복은 꼬아놓은 새끼 같아 엇갈려 온다고 하오(ファワ ボグン コアノウン セキ カッタ オッカリョ  オンダゴ ハオ)」

直訳すると、「災いと福は、より合わせた縄のように、交互にやって来るものだ」。

日本では「禍福は糾える縄の如し」という、人生を縄に例えた故事成語(中国の昔の出来事を元に作られた熟語)で知られる言葉です。

ジョンヒョクは、混乱して号泣するセリに向かって、かなり高尚な言葉をもちいて、慰めていたのでした

その言葉を聞いて心を落ち着かせたところをみると、彼女もかなりの知性の持ち主

愛の不時着第2話感想

全話を振り返ってみると、リ・ジョンヒョクの言葉通り、災いがやって来たかと思えば、福が来て、また災いが来て・・・の連続でした。でも、その度に、綱のように強固な関係を築いていく二人。

災いのあとには、幸せが来るものだ

は、いろんな意味で深い言葉でした。

3、セリをかくまうジョンヒョクの真意は?

第2話 1時間3分あたり

「今晩、宿泊検閲があるようです」とピョ・チスから連絡を受けたジョンヒョクが、車を飛ばし、平壌から舎宅村にいるセリのもとに駆けつけるシーン

愛の不時着第2話感想

1話、2話では、ジョンヒョクがセリをかくまったのは、自身や隊員の ミスが保衛部にバレないようにするためかのように描かれていますが、ジョンヒョクの真意は、第9話で明かされました。

彼女が心配で。
保衛部に連行されたら、何をされるかわかりません。ケガをするか、消されるかもしれない。安全を保障できないので、通報しませんでした
〜第9話より〜

その覚悟たるや、アクセル全開で交通整理をするあまり、交通整理している警察官のスカートが翻るほどでした。

愛の不時着第2話感想

この緊迫感は2話の冒頭にもありました。
保衛司令官のチョ・チョルガンが乗った車が通る寸前に、ジョンヒョクがセリを門の中に引っ張り込んだ時。

愛の不時着第2話感想

愛の不時着第2話感想

セリを門の中に引き入れた直後のジョンヒョクの息づかいから、彼女を必死に守ろうとする覚悟のようなものが伝わってきます。

「殺すべき?」「殺すか?」などと心の中で呟いていましたが・・・。

でも、一体いつの間にそんな覚悟を?

答えは、やはり9話にあるのかもしれません。

後悔したくありません。もっと頑張ってたら助けられたのに、と

〜第9話より〜

大切な兄を謎の事故で亡くしたジョンヒョクは、

「これ以上、誰かが死ぬのを見たくない!!!」

という思いだったのかもしれません。

あ、これは「ザ・ネゴシエーション」で、ハ・チェユン(ソン・イェジン)が、ミン・テグ(ヒョンビン)に向かって発した言葉でしたっけ?

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・・・それはさておき、

不慮の事故で北朝鮮に不時着してしまったユン・セリの第一発見者として、また大事な隊員たちの上司として、彼女や彼らを守らなければという、潜在的な意識からくるとっさの行動だったのかもしれません。

何はともあれ、彼女を助けた「真意」は、彼の誠実さにあることは間違いなさそうです。

「愛の不時着」第2話 「見返したらすごかった」のまとめ

最初に「愛の不時着」を見たときは、4、5話あたりから、沼にハマっていった感じですが、全話視聴した後に、こうして見返してみると、1話も、2話も、ものすごく深いストーリーなのだということに気づかされます。

また、ドラマ後半とは違い、前半のリ・ジョンヒョクは寡黙な分、「表情」のみで、色んな感情を表現するヒョンビンの演技力も堪能できます。

この先、何度見返すかわかりませんが、何回見ても、新たな発見がある「愛の不時着」に感服です。

「愛の不時着」が特集された雑誌もおすすめです

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