「100日の郎君様」第13話のあらすじ、ネタバレ感想です。
出演:ド・ギョンス(EXO D.O.)、ナム・ジヒョン、ハン・ソヒ、キム・ソンホ、キム・ジェヨン
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韓国時代劇「100日の郎君様」第13話 あらすじ
荷物を取りに家に戻ったホンシムは、ほんの数日前、ここでウォンドゥクが自分に言った言葉を思い出していた。
「私は記憶を取り戻したくない。お前のそばにいたいから」
すると、向こうから馬が駆けてくる音が。
ウォンドゥク、いや世子がやって来たことに気づいたホンシムは慌てて身を隠した。
馬から降りたユルは、急いで家の中を確認するが、ホンシムもヨン氏の姿も見当たらない。諦めて帰ろうとしたその時、門がかすかに揺れていることに気づいた。
慌てて外に飛び出すと、急ぎ足で去っていくホンシムの後ろ姿が。
「待て!」
ユルの言葉に、胸が張り裂けそうになるが、感情を抑えて振り返るホンシム。
「世子様がここに何のご用ですか?王宮に戻ったと聞きましたが、なぜこちらに?」
気丈に振る舞う彼女に、ユルは
「会いたかった。お前がいなければ生きていけない」
と、胸の内を吐露した。
「世子様がここにいらっしゃることを、世子嬪様はご存知ですか? 王宮にお戻りください。私たちの縁はここまでです」
と、ホンシムは冷淡な口調で返し、背を向けて立ち去った。
しかし、路地に入った瞬間、抑えていた感情が一気にあふれ出し、その場で泣き崩れるホンシム。思いを断ち切ることなどできるはずもなく、彼のもとに行こうとするが、ムヨンがそれを制止した。
「このまま別れることなんてできない」
と、泣きじゃくるホンシム。そんな妹をムヨンは黙って抱きしめた。
ホンシムが去り、その場で立ち尽くすユル。心配して後を追ってきた内禁衛クォン・ヒョクに、王宮へ戻るよう促されるが、その声も耳に入らなかった。
そんなユルの前に、ジェユンが現れた。
王宮に戻ったユルとジェユンは・・・
ユルは、ジェユンから「踵」と書かれた一枚の紙を渡され、
「行方不明になる前に、世子様が私に託された密書です」と、告げられた。
「踵」が何を意味するのか、なぜこの密書を残したのかを思い出したら、本当の敵を知ることができるはずだと、ジェユンに言われ、ユルは考え続けるが、何も思い出すことができないでいた。
都へ向かうムヨン、ホンシム、ヨン氏
ムヨンはあることを確認しようと、一人で都に向かっていた。兄が自分にだまって都へ行ったことが気になるホンシムも、ヨン氏と一緒に都へ向かう。
大きな荷物を担いだホンシムとヨン氏は、都の関所で怪しまれるが、通りがかったジェユンに助けられ、無事都に入った。また、ジェユンは二人が都にいる間、使うようにと、自身の家を提供した。
その頃、ムヨンはスジの助けをかり、王宮に入った。屋外でユルと話しをしていた世子嬪は、遠くにムヨンの姿を見つけ、かすかに動揺する。
彼女の微妙な表情の変化を見逃さなかったユルは、ムヨンを追おうとするが、「めまいが・・・」と世子嬪に腕をつかまれ、逃してしまう。
明の使節団が朝鮮へ
その頃、王宮では、ソウォン大君の世子即位を祝うため、朝鮮に向かっている明の使節団への応対が協議されていた。
王は、ユルが帰還したため、ソウォンの即位式が中止になった旨を伝える決断を下す。
ユルは、明の使節団に、以前と変わらず次期王に相応しい世子であることを証明する必要があった。しかし、以前にも会ったことがある使節団のワン学士について、ユルは、何一つ記憶がなかった。
息子を帯同し、王宮にやって来たワン学士。彼はユルが生きていたことを喜びながらも、まるでユルを試すかのように、
「2年前に詠んだ詩を、もう一度この場で詠んでほしい」と言ってきた。
何も思い出せないまま、ユルは筆を手にしたその時、慌てた様子でスジが入って来て、ワン学士の息子を見失ってしまったことを知らせに来た。
ワン学士は、息子を晩餐会までに無事連れ戻すことができれば、ユルを世子だと認めると告げた。
王妃の仕業に違いないと踏んだユルは、王妃の手下に息子チルリンの居場所を吐かせ、内禁衛のクォン・ヒョクを連れて、向かった。
現場へ行くと、きれいな韓服を着た一人の女性の姿が。
チルリンは息子ではなく娘だったのだ。また、彼女のそばには、けがをしたホンシムと、彼女を心配そうに気遣うジェユンの姿もあった。
市場で偶然スジに会い、事の成り行きを聞いた二人は、世子にためにチルリンを助け出したのだ。
「恋人に会うために朝鮮にやって来た」と言うチルリン。ジェユンは無責任な行動をとった彼女を叱りつけるが、ホンシムは彼女の願いを叶えてやりたいと、ジェユンを説得する。
その一部始終を遠くで見ていたユルは「あの二人なら必ず彼女を王宮に連れ戻してくれるはずだ」と確信し、その場を立ち去った。
晩餐会が始まるが・・・
チルリンが戻らず、張り詰めた雰囲気の中で酒が酌み交わされていた。しびれを切らしたワン学士が、「世子と認めるのはできない」と言いかけたその時、男性の格好をしたチルリンが急いだ様子で戻って来た。
晩餐会が終わり、二人で話しをするワン学士とユル。
チルリンが実は娘と明かすことなく、彼女を無事連れ戻してくれたことに礼を言い、世子として認めるとユルに告げた。また、別れ際に「左議政キム・チャオンとその臣下たちにはくれぐれも気をつけるように」と、忠告した。
晩餐会が終わり・・・
その夜、ユルのもとにジェユンがやって来た。
チルリンを送り届けるのが遅くなったことを詫びるジェユンに、
「いつからホンシムのことを想っていたのだ」
と、尋ねるユル。昼間、ジェユンがホンシムに接するその様子を見て、ユルは彼の思いに気づいたのだ。
「世子様よりも早くから彼女のことを想っていました。公の場においては世子様のご命令に従います。私的の場では、自分の気持ちに正直になるつもりです」
ジェユンはユルに、そうきっぱり答えた。
チャオンに不信感を持ち始めたユル
チャオンに関するワン学士の忠告が気にかかるユルは、世子嬪にも内官にも疑いの目を向けるようになっていた。
ある夜のこと、ユルがかつて使っていた物が収められた箱を、内官がこっそり持ち出した。そして燃やそうとする寸前のところで、ユルの側近ヒョクが止めに入った。
箱の中身を確認しようとするヒョクに、「無礼ではないか」と掴みかかろうとする内官。
すると、「私の命令だ」とユルが現れた。
箱を開けるよう指示された内官は「生きていくために仕方なかったのです」とユルの言葉に従いながら、うなだれた。
箱の中にあった赤い髪飾りを目にしたユルは、その瞬間、幼い頃のイソとの記憶が次々とよみがえってきた。
そして、そのイソとの思い出と、ホンシムと過ごした100日間の出来事が重なり、ユルの中でひとつになった。
その頃、ホンシムはモジョン橋で、夜空に輝く月を眺めていた。
橋の上にいる彼女を見つけたユルは、名前を呼んだ。
「イソ」
その声に振り返るホンシム。
「やっぱりそうか、ユン・イソ」と、ユルは目にうっすら涙を浮かべ、彼女をまっすぐ見つめた。
「100日の郎君様」第13話ネタバレ感想 何度も繰り返し見たくなる神回
前回の12話に続き、13話の前半もホンシムとユルの切なすぎる内容で、どうなることかと思いましたが、ラスト数分間の展開があまりにも素敵すぎて、感動・感動・感動でした。
何度も見返したくなる、ユルとイソの再会シーン。切ない12話、というより、ここまでのストーリーは、すべてこの数分のためにあったのではないかと思うほど、「100日の郎君様」史上一番素晴らしいシーンでした。
このシーンがあまりにも印象的すぎて、世子嬪のおなかの子の父親がムヨン(たぶん)であることの驚きも、どこかに吹っ飛んでしまいました。
回を追うごとに、見応えが増していく素晴らしいドラマ「100日の郎君様」。
あと3話で、イソ(ホンシム)、世子嬪、チャオンを、どう落とし込んでいくのが楽しみで仕方ありません!