韓国ドラマ「愛の不時着」、見返したらスゴかったシリーズ〜第6話編〜です。
リ・ジョンヒョクが、「セリの気持ち」と「自分の気持ち」を確信した回であり、セリのために命をかけた激動の回でもありました。ジョンヒョクの魅力満載です。
それでは、今回も振り返りスタートです(ネタバレあり)。5話はこちらから
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「愛の不時着」第6話感想|ストーリーを知っているからこそ(知らなくても)感動できるシーン4つ
セリの写真
写真館で「一緒に記念撮影を」と誘うセリに、「記念に残す理由はない」と冷たい態度のジョンヒョク。
韓国語のセリフはもっと辛らつで、「記念に残す理由も、記憶に残す理由もないだろう」と、セリの提案をバッサリ切り捨てていました。
にも、関わらず・・・、セリの写真を余分に1枚もらっていたジョンヒョク。
じゃあ、なぜ一緒に写真を撮らなかった?との疑問が残りますが、その答えは6話の後半、彼女に別れを告げるジョンヒョクの言葉の中にありました。
ここを去った瞬間、僕のことも全部忘れて、国で元気で過ごしてくれ
悪い夢だったと思って
セリが南へ帰ってしまうと、二度と会うことも連絡を取ることもできなくなる二人。そんな先のない関係を、彼女の未来に持ち込みたくないという、ジョンヒョクの思いやりだったのですね。
実際に、南の人と北の人がコンタクトを取ることは、本国でも外国(留学先や旅行先)でも、禁止されています。ドラマとはいえ、セリフの端々に重い現実が垣間見られます。
2つの「運命」
密かにセリの写真をもらっていたジョンヒョクですが、すでに7年前から彼女の写真を所有していました(feat.16)。
運命の二人は、幾度となく出会い直すといいますが、セリとジョンヒョクがまさにそうですよね。
過去に何度も出会っていることに、6話の時点ではまだ気づいていませんが、「運命」という言葉が今回、繰り返し出てきました。
ク・スンジュンとの再会に「相当な運命」を感じるというセリ。そしてジョンヒョクとの出会いは「偶然」だという彼女に対して、「あっちが偶然だろ」とジョンヒョク。珍しくムキになっています。
ついさっきまで、クールに「記念に残す必要はない」とか言っていた人とは思えません(笑)
でも、ジョンヒョクが正解でしたよね。
僕が言ったろ? 偶然じゃなくて、運命だと(feat.12)
「予期しない出会い」が「偶然」だとしたら、その予期しない出会いによって、生き方も価値観も大きく変わるのが「運命」。そういう意味では、セリとジョンヒョクのみならず、この二人も運命でした。
6話で再会したダンとスンジュン。
ジョンヒョクの前では感情を押し殺してばかりのダンが、二度会っただけのスンジュンには、恋愛の相談をし、さらには普段見せない笑顔をちらりとのぞかせます。
ジョンヒョクと一緒にいるダンより、スンジュンの前にいる彼女の方が、終始愛らしく、魅力的でした。
セリがつぶやいた「幸せ」の意味
昨夜は、寝ているセリを自分に引き寄せてiいたジョンヒョクが
今夜は、もたれかかるセリを押し返しています(笑)
もうすぐ南へ帰ってしまうセリに、これ以上、気持ちが向かないように、自分の思いに線引きするジョンヒョク。
ですが、
幸せだから混乱しているの
セリのこの一言で、とうとう彼女の気持ちと、自分の気持ちを、はっきり確信してしまいました。
「愛の不時着・ビハインド映像」によると、このシーンの台本には、ジョンヒョクの箇所に
「!!!!!」
とだけ、記されていたそうです。
ビックリマーク5つに込められたジョンヒョクの複雑な感情を、表情と視線だけで表現するヒョンビンの演技が圧巻でした。南へ帰りたいけれど、ジョンヒョクのそばにいたいセリの胸の内を表現するソン・イェジンの演技も・・・。
そして、二人の切実な感情と、そのすぐ後に流れる初雪を楽しむソウル市民の様子が対照的で、なんとも言えない気持ちにさせられるシーンでしたね。
「ヒョンビンの言葉」そのまんまの「リ・ジョンヒョク」
ビハインド映像で、ヒョンビンが「リ・ジョンヒョクは言葉よりも、行動で思いを表現する人」と語っていましたが、まさに!!ですよね。
6話のラストは、その極致でした。
握手じゃなくて、抱きしめてよ。最後なのに
というセリに対して、手を差し出すだけのジョンヒョク。
こんな風に、時には冷たく、時には名残惜しさを抱かせておきながら・・・・・・
いつも最後には、セリが望む以上のことを行動で示してくれる人。
思い返すと、最初からそうでした。
「ボディウォッシュ、シャンプーは?」と電話をかけてきたセリに、「せっけんで」と言って電話を切っておきながら、
化粧品から服から、ケガしたセリのために消毒液まで、買い込んできました(feat.2話)
「船渡し」に失敗した直後、セリが「来週は江南のカフェでくつろぎたい」といえば、「約束できない」と立ち去っておきながら、わざわざ生豆を取り寄せ、コーヒーを淹れ(feat.4話)
市場ではぐれたら、絶妙なタイミングでアロマキャンドルを持って現れます(feat.4話)
セリが危険な目に遭いそうなものなら、
「729車」に乗ってさっそうと登場するし(feat.2話)
山の上にだって駆けつけます(feat.4話)
そして、ついには・・・・・
銃に撃たれてまで、セリを守ります。
ホント、ヒョンビンの言葉通り、リ・ジョンヒョクの行動が雄弁にすべてを語っていますよね。最初からずっと。
ちなみに、「リ・ジョンヒョクと本人の共通点は?」との質問に、ヒョンビンは「黙って周りの大切な人たちを守るところ」とのこと。
ソン・イェジンも「ヒョンビンさんとリ・ジョンヒョクは、シンクロ 90%」と、制作発表会と、その直後のライブトークで語っていましたよね。ユン・セリとソン・イェジンにいたっては「シンクロ 100%に到達」だそうです(制作発表会にてヒョンビン談)
ということで、有名なオフショットを1枚、笑
「愛の不時着」見返したらスゴかった第6話編 まとめ
最後は総集編のようになってしまいましたが、まだ6話ですよね。全ストーリーの半分にも達していません。
なのに、この内容の濃さ・・・、感嘆です。
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