「100日の郎君様」4話のネタバレあらすじ&感想をお届けします。
山でゴロツキたちにからまれ、ムシロでぐるぐる巻きにされたウォンドゥクとホンシム。
突然「このままでいたい」と言い出したウォンドゥク、その真意は!?
出演:ド・ギョンス(EXO D.O)、ナム・ジヒョン、ハン・ソヒ、キム・ソンホ
Contents
韓国時代劇「100日の郎君様」第4話 あらすじ
ホンシムを見つめながら「このままでいたい」というウォンドゥク。その言葉に一瞬心を奪われるホンシム。
しかし、ウォンドゥクがじっとしていたい理由は、動いた瞬間にネズミを踏みつぶしてしまうからだった! 呆れたホンシムは、嫌がるウォンドゥクをよそに、ネズミを犠牲にして、ムシロから脱出する。
その頃、ヨン氏は、ゴロツキ二人に謝礼を支払っていた。
二人を隣村へ行かせてしまうと、ユルがウォンドゥクではないことがばれてしまうため、ヨン氏が仕組んだことだったのだ。
次々と問題を起こすウォンドゥク
翌朝、一人で家にいるウォンドゥクのところへ、役人のパク・ポグンがやってきた。
婚礼の時に貸した靴を返却するよう迫るポグンに、ウォンドゥクは「わらじよりも歩きやすい」といい、靴を履いたまま、逃げるようにその場から立ち去った。
気づいたら市場へ来ていたウォンドゥク。
一銭も持たないまま、高価な布団を買おうとして、店主に怒鳴られ、さらにはクッパ(ご飯入りの豚肉スープ)を無銭飲食し、役所へ突き出されそうになるなど、騒動ばかり巻き起こす。
挙げ句の果てに、高利貸しのマチルから30両もの大金を借金し、絹の服から、高価な家具、庭に植える桜の木まで、あらゆる物を次々と購入し、家の改装まで行ってしまう。
ウォンドゥクが借金をしたマチルは、親切な振りをして、金を貸しては、厳しい取り立てをすることで有名な悪徳者だった。
ホンシムはマチルに、「購入した品をすべて返す」と言うが、「期日までに、30両を返済できなかったら、お前を売り飛ばす」と、脅迫されてしまう。
食べていくだけで精一杯の生活を送っているホンシムは、大金を借金したウォンドゥクに怒り心頭だが、ウォンドゥク本人はさほど気にしていない様子。
ウォンドゥクを働かせるためにホンシムは・・・
問題ばかりを起こすウォンドゥクを何とか働かせようと、ホンシムは人が嫌がる仕事を何でも引き受ける「よろず承り」を開業することにした。
しかし、舞い込んでくる仕事は「便所に落ちた指輪を探せ」、「ヒルに足の血を吸わせろ」といったろくでもないものばかり。
ウォンドゥクは「こんな仕事はできない」と、何もせずに家に帰ってくる。
「じゃあ、どうやって借金を返していくつもり?!」
と、すごいけんまくのホンシムに、ウォンドゥクは
「小銭を稼いだところで、返済には10年かかる。ならば、一度に30両稼げる仕事をした方がマシだ」
と、正論で返す。
しかし、「どんな仕事をするかは・・・、これから考える」と言って、さらにホンシムを呆れさせた。
その頃、都では・・
一方、都では、チャオンの息子スジと、ジェユンが酒を酌み交わしていた。
ジェユンは酔っ払ったスジから「雨乞いへ向かう途中、世子様が何者かに襲撃され、行方不明になっている」と、宮中の秘密を聞かされる。
ジェユンは、世子の奇襲事件と医女殺害事件が関連しているのではないかと推測し、密かに調査を進めることにした。
医女殺害事件の現場に残されていた弓矢の出どころを突き止めるために、聞き取りを進める。
そして、一人の弓矢職人に行き当たるが、ジェユンが訪ねた時には、すでに崖から転落して、亡くなっていた。
ジェユンが弓矢の調査をしていることを知った刺客ムヨンが、先に手を回したのだ。
ムヨンから「弓矢についてかぎ回っている者がいる」との報告を受けたチャオンは、チョヌ山へ行き、自ら世子の捜索をする決意をする。
記憶が戻らないウォンドゥクは・・・
村の役人が通る時にも、頭を下げないウォンドゥク。隣人のクドルは、尊大な態度のウォンドゥクが、いつか首を切られてしまうのではないかと気が気でならない。
そんなクドルの心配をよそに、ウォンドゥクは、「人前で頭を下げたことがない偉い人に違いない」と確信する。
家に帰り、「どう考えても私はウォンドゥクでない、もっと位の高い人物だったはずだ」とホンシムに告げるが、一蹴される。
するとウォンドゥクは、「これが何よりの証拠だ。ドキドキするか?」と、ホンシムを押し倒す。
ウォンドゥクの顔が近づき、一瞬ドキっとするホンシム。しかしそれを悟られまいと、「ドキドキなんかしない」と嘘をつく。
ウォンドゥクは「私も同じだ、ドキドキしない。もし私がお前と結婚の約束をしていたのなら、そして水車小屋で一夜をともに過ごしたのなら、胸が高鳴るはずだ。よって、私はウォンドゥクではない!」と言い放った。
今、ウォンドゥクに出て行かれたら困るホンシムは「桜の木が何よりの証拠でしょ」と、庭に植わった木を指差す。
「私が一番すきな花だからあなたはここに植えたのよ。桜の花びらが舞う夜、言ったじゃない、私のことが好きだって、結婚しようって」
ホンシムは、昔ユルがイソに告白した言葉をそのままウォンドゥクに伝えた。ウォンドゥクがユルだとも知らずに・・・。
ウォンドゥク、チョヌ山へ
翌日、クドルに誘われ、ウォンドゥクは水運びの仕事のため、チョヌ山へ出かけた。
チョヌ山といえば、刺客に奇襲された場所だ。ウォンドゥクは、その時の記憶が一瞬頭をかすめ、倒れてしまう。
その頃山中では、チャオンと兵士が世子を捜索中だった。しかし、ウォンドゥクがうつ伏せで倒れたために、見つかることはなかった。
しかし、倒れた弾みで水瓶を割ってしまい、弁償をしなければならないことに。
それを知ったホンシムは、またしても大怒り。
「仕事をするのが嫌で、わざと水瓶を割ったんでしょう! 世子が恨めしいわ。あんな命令さえなければ、あんたと結婚しなくてすんだのに!」
と、ウォンドゥクを責め立てた。
背を向けてホンシムが去ろうとしたその時、ウォンドゥクは彼女の手をつかみ、
「私もつらい。自分が誰だかわからないのだから。記憶を思い起こさせてくれ、私がお前を愛した記憶を・・・」
そう言って、彼女の胸の中に倒れこんでしまった。
100日の郎君様 感想
1話、2話で見せた世子の貫禄はどこへやら、ウォンドゥクになってからの抜けっぷりがすごいことになっています。そんな中、時折ホンシムに見せる男らしさが、逆にカッコよさを際立たせてています。
ユル & ウォンドゥクを演じたド・ギョンス(D.O)のインタビューによると、
ユルとウォンドゥクを演じる時に、意識して別人を演じようとしたことはありません。宮中にいる人々が「ユル」のキャラクターを、ソンジュヒョン(ウォドゥク・ホンシムが住む村)の人々が「ウォンドゥク」のキャラクターを、それぞれ作ってくれました
と語っていました。
ユルが世子嬪の前で見せていたあの氷のように冷たさが、ウォンドゥクには全然感じられないところが興味深いです。
ともあれ、医女の毒殺事件を調べ始めたジェユン、ホンシム(イソ)の兄で、今は刺客のムヨン、高利貸しのマチルが、これからどんな風に絡んでくるのか、次回も楽しみにです。