私の解放日誌

「私の解放日誌」1話解説&感想:見終わったら人生が変わっていた

遂に魂を揺るがすような、人生ドラマに出合ってしまった!

韓国ドラマ「私の解放日誌」。

これまで、感動して涙したり、元気をもらったりしたドラマは数知れず。でも、「私の解放日誌」はちょっと違う。

以前ハマった「愛の不時着」や「梨泰院クラス」のように、
号泣したり、大笑いしたりしたシーンは一度もなかったけれど、
場面場面で紡がれる珠玉のようなセリフが、いちいち心の奥底を揺さぶってくる。

そして観終わったら、

私の人生観が変わっていた。そして日常も変化していた。もちろんすべて良い方向に。

出演者、特にこのドラマで特大ブレイクを果たしたソン・ソックの미쳤다ミチョッタ:「狂った」という意味だが、この場合「並並並並外れた」というニュアンス)としか言いようのない演技、そしてドラマが持つ圧倒的なメッセージ性とエネルギーに突き動かされ、何かせずにはいられず、2年ぶりにブログを再開することにしました。

これから1話ずつ、「私の解放日誌」を読み解いていこうと思います。

注:以下、完全なる主観です。また、ネタバレを含みます。

「私の解放日誌」の主人公たち

ヨム・ミジョン(キム・ジウォン)

ヨム家の二女。家でも外でも口数が少なく、人と気軽に関わることができないタイプ。
反面、ともすれば見逃してしまいそうな人の些細な言動や感情を感じ取ることができる。
自分の人生を色に例えると「無色」だと思っているが、内に情熱や勇敢さを秘めている。

ヨム・チャンヒ(イ・ミンギ)

ヨム家の長男。小さな挑戦と妥協を繰り返しながら一生懸命生きているが、周囲からは何の計画性もない人間だと思われている。それがもどかしく、時には腹立たしさも感じることも。しかし、腐ることなくいつも明いため、常に周りに人が集まってくる。

ヨム・キジョン(イ・エル)

ヨム家の長女。思いついたことはすぐ言葉にして、やりたいことはすぐに行動しないと気がすまないタイプ。毎日の長距離通勤に疲れ果て、口をひらけば不平不満。
「お金も男もいないのに、前向きになんて生きられない」と、今夜もお酒を飲みながら友人に愚痴・愚痴・愚痴。そんなキジョンは、ある日「誰でもいいから付き合う男を見つける」と決心する。

ク氏(ソン・ソック

ヨム家の隣人。3きょうだいの父が営むシンク台工場で働いている。1年前にサンポ市へやってきて以来、人との関わりを拒み、苗字以外は、名前も、年齢も、出身地も明かさず、一人静かに暮らす謎の男。一人で焼酎を4本空けるのが日課。

 

「私の解放日誌」第1話 見どころ

誰もが持っていそうな傷を丁寧に描写

「いつまでたっても親から認めてもらえない」とか、「自分のことをよく知らない人からの一方的なジャッジ」とか、他者のちょっとした言動で傷ついたり、自分の価値を見失ったりすることは、誰しも経験したことがあるはず。

誰から何を言われようと、私は魅力的で、素敵で、かっこよく生きている!!!と、胸を張って自分で自分の味方をしてあげればいいのだけれど、それができず、人からの評価を真っ向から食らって傷つき、いつの間にか自分のことが肯定できないセルフイメージが低い人間になってしまっているという経験・・・。

そんな身に覚えがあるような「傷」が、ミジョン、キジョン、チャンヒを通して丁寧に描かれている。

第1話から少し胸がヒリヒリするが、ドラマ制作発表の場で、監督が「人の成長には終わりがない。「私の解放日誌」は、大人の成長ストーリー」と話していた通り、そんな傷を負った彼女/彼らがどんな風に変化していくのかが見もの。

ソン・ソックが「サギケ」と讃えたミジョンの強さが早くも登場

あるインタビューで、ク氏役を務めたソン・ソックが「キム・ジウォンが演じたミジョンのことは、最初からサギケだと感じていた」と話していました。

サギケ(사기캐)とは「詐欺キャラクター」の略で、「めちゃくちゃ強い人」とか「果てしなく素敵な人」という意味。

ミジョンの強さはゆくゆく目にすることになりますが、第1話でも、垣間見られるシーンが早速登場。

職場で上司から激しいダメ出しを食らった彼女が、涙をこらえながら、カフェで残業している時に、誰かに語りかけるように、こんな独り言を心の中で言っています。

あなたと一緒にここで仕事していると思えば、
どんなイヤな仕事も楽しめるし、耐えられます

演じればいいんです

私は愛されている
私は完璧な女だ

私には愛する人がいて
その人に応援されている

私は今 あなたと
幸せな時間を過ごしている

未来に必ず幸せな日々が存在していると想像し、「つらい状況の今」を「心穏やかな今」に変換しているミジョン。

これはもしや、エイブラハムが唱える引き寄せの法則・・・!?

書籍「願えば、かなう エイブラハムの教え」から引用すると

望むものを手にいれる一番簡単な方法は、
それがすでに「ある状態」を想像し、
それがすでにあなたの経験にあるかのごとく振る舞い、
その経験を楽しんでいる状態に思考を向けることです

ミジョンがこの本を読んだかどうかは定かではありませんが、そのまんまですね。

ともあれ、つらい時をこうやって乗り越えようとする姿に、彼女が持つ生きる力や強さを感じます。

ちなみに、引き寄せの法則によると、願ったあとはそのことに執着せず、忘れてるくらいの方が良いとのこと。すると、いつの間にかその想像は現実化するそうです(ドラマでは8話にミジョンの想像は現実化します!)。

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1話を最初に見た時は、「重いなあ、16話まで完走できるかな」というのが正直な感想でした。その時は、まさか私の人生を助けてくれるドラマになるなんても、夢にも思わず・・。

ドラマが面白くなってきた!!と感じたのは5話くらいから。盛り上がる作品って、まずはオーディナリーワールド(ありふれた日常の世界)から描かれるので、最初は退屈なことが多いんですよね。

でも、改めて見返すと、1話から4話にも大事なシーンや胸に刺さる言葉が盛りだくさん。2話以降も、珠玉のシーンやセリフを拾っていきたいと思います。

第1話解説は以上です。第2話感想・解説はこちら

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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