「100日の郎君様」第5話のネタバレあらすじ&感想、見どころをお届けします。
問題ばかり起こすウォンドゥクに怒り心頭のホンシム。そんな彼女に、
「私もつらい。自分が誰だかわからないのだから。記憶を思い起こさせてくれ、私がお前を愛した記憶を・・・」
と、心中を告白したウォンドゥクは、そのまま彼女の胸の中に倒れこんでしまいました。ウォンドゥクの病とは!?
出演:ド・ギョンス(EXO D.O)、ナム・ジヒョン、ハン・ソヒ、キム・ソンホ
Contents
韓国時代劇「100日の郎君様」第5話 あらすじ
ウォンドゥクが倒れたのは、空腹が原因だと知り、拍子抜けするホンシム。
医者に、栄養のある「鹿の角」を煎じて飲ませるよう言われるが、高価な薬を飲ませる余裕がないホンシムは断ってしまう。
代わりに、山へ行き、鶏や薬草などを取ってきて、栄養たっぷりのスープを作り、徹夜で看病した。その甲斐あって、ウォンドゥクは元気になり、ホンシムも一安心する。
ユルの捜索が行われていたチョヌ山では・・
世子の捜索が行われていたチョヌ山では、世子の服をまとった遺体が発見された。
兵士を近づけず、たった一人で遺体を確認したキム・チャオンは、一瞬たじろぐ。死体がユルではなく、トンジュのものだったからだ。
しかし、その事実を隠し、「世子様だ、礼を尽くせ」と、兵士たちに嘘をついた。また、王にも世子の遺体が見つかったと嘘の文を送った。
文を受け取った王は深い悲しみと絶望に打ちひしがれる。
ソンジュヒョンでは・・・
王宮が騒動になっているなど知る由もない記憶喪失のウォンドゥクは、二人の男から取り立てにあっていた。
一人は「婚礼式で履いた靴を返せ」という役人のポグン。もう一人は、30両もの借金をウォンドゥクに背負わせた悪徳高利貸しのマチル。
返済の見通しがたたないと判断したホンシムは、この二人とウォンドゥク、そして村人たちを引き連れ、役所へと向かった。
「マヌケゆえに、だまされて背負わされた借金です。品物は全て返品するので、借金は無効にしてください」
と、チョ県監に直訴した。
納得した県監は、ホンシムの訴えを聞き入れようとする。
しかし、
「私はバカでもマヌケでない。ゆえに、そんな理由で、借金が帳消しになるのは、本意でない」
と、ウォンドゥクはホンシムの訴えを一蹴りしてしまう。
呆れたホンシムは、役所からの帰り道、
「30両もの借金が帳消しになるのなら、バカ扱いされようが、マヌケ扱いされようが、それが何だっていうの!」
と怒りをぶつける。それを聞いたウォンドゥクは
「そんなに金が惜しいなら、なぜパク令監の妾にならなかったのだ」
と、ひどいことを口にしてしまう。傷ついたホンシムは、思わずウォンドゥクの頰をひっぱたき、その場を立ち去った。
満月の夜
ホンシムはいつものように、都へやって来て、モジョン橋で兄のソッカを待っていた。
そこに現れたのは、兄ではなく、先月この橋の上で出会ったチョン・ジェユン。
ジェユンは、「ホンシムがお兄さんと再会できますように」と書いた灯籠を流しにやって来たのだ。
なぜそんなにやさしくしてくれるのか、と尋ねるホンシムに、ジェユンは
「私は失顔症で、幼い頃から人の顔を認識することができなかった。でも、君のことだけは、不思議とはっきり見えるんだ。これはきっと運命じゃないかと・・」
と、突然の告白をした。
そんなジェユンに、ホンシムは感謝の手紙を残し、ソンジュヒョンへと戻った。
その頃、ウォンドゥクは・・・
ケンカをしてから数日間、家を空けたホンシムのことが心配で、ウォンドゥクはクンニョを訪ねた。用事があって都へ行ったが、今日帰ってくるはずだと聞かされる。
ソンジュヒョンでは、パク令監の還暦の祝宴が開かれることになり、村中の人々が準備にかり出された。クドルから「手伝いをすれば、美味いものが食べられる」と聞いたウォンドゥクも、パク令監の屋敷へ。
屋敷には、都から戻ったばかりのホンシムの姿も。
久しぶりの対面にうれしさがこみ上げるウォンドゥク。対照的に、ホンシムはまだ怒りが収まっていない様子。
還暦の祝いはつつながく進められたが、途中、村人の一人が貴重な「燕の巣」が入った御膳をひっくり返してしまい、役人は大激怒。祝宴会場は騒然となった。
大勢の前でお咎めを受ける村人をかばい、一緒に許しを請うホンシム。すると、パク令監は
「横に来て、お酌をするなら許してやろう」
と、ホンシムに交換条件を持ち出した。一瞬ためらうが、窮地に立たされた村人のために、パク令監のそばへ行こうとするホンシム。
が、次の瞬間、
「一歩たりとも動くな!私の許しなく」
と、ウォンドゥクはホンシムの腕を強くつかんで、止めた。
ホンシムの手を引き、屋敷を去ろうとするウォンドゥクに向かって
パク令監は「マヌケで役立たず者が格好などつけやがって!」とけなした。
宴に参加していた上流階級の者たちも一緒になってあざ笑っていると、
ウォンドゥクは、宴の席でパク令監がよんだ詩がいかに稚拙であるかを皮肉たっぷりに指摘した。
馬鹿にされたパク令監は大激怒。
「文字も読めない平民くせに! お前に詩が詠めるものなら、詠んでみろ!」
と、ののしった。
ウォンドゥクはその場で、見事な詩を詠んでみせる。
これには今までウォンドゥクをマヌケ扱いしていた役人も村人もあ然とする。
恥をかかされたパク令監は「庶民が両班の真似をするとは!あいつをすぐに捕らえろ!」と大声を上げた。
と、その時、一人の男が大慌てで駆け込み、世子の遺体が近くで発見されたことをパク令監に伝えた。
一国の一大事に宴会を開いている場合ではないと、宴は急遽お開きになる。
帰り道、ウォンドゥクは
「二度とあの屋敷の門をくぐるな。そして、私以外の男のために口紅を塗るな」
と、ホンシムの唇に指で触れた。そんなウォンドゥクにホンシムは、瞬間心を奪われる。
その頃、王宮では・・・
世子の遺体が運ばれ、王が対面していた。チャオンが手を回し、遺体に細工を施したため、それがトンジュの遺体であるとは気づかず、王は悲しみに暮れる。
一方、王妃は、我が子ソウォン大君が、時期王である世子の座に就くことができると大喜び。しかし、ソウォン大君は「世子嬪はどうなるのか」と、なぜか世子嬪の身を案じる言葉を口にする。
その日の夜、チャオンは刺客のムヨンを呼び出した。
世子の服を着ていた遺体はユルではなく、トンジュだったことを伝え、
「この失態の罪は大きい」と恫喝。
「世子を見つけ出し、もしまだ生きているなら、必ず殺せ」
と、命令した。
密書を受け取るジェユン
その頃ジュユンは、宮中を守る内禁衛のクォン・ヒョクから、「お前に渡してくれと世子様から頼まれたものだ」と、一通の密書を渡された。
そこに書かれていたのは「踵」という漢字一文字。それが一体何を意味するのか、ジェユンはまったく見当がつかず、考え込んでしまう。
一方、ウォンドゥクとホンシムは・・
パク令監の祝宴の一件で、ウォンドクが文字の読み書きができると知ったホンシムは、報酬が高い「本の写し書き」の仕事を請け負ってくる。
両班の妻と使用人の男の恋を描いた物語など、俗本とあって、ウォンドゥクは嫌がったが、ホンシムの説得により、二人は力を合わせて、大量の本を複製した。
本屋から報酬を受け取り、喜ぶホンシム。その姿にウォンドクも満足げな様子。
ご褒美にクッパ(豚肉のスープ)を食べようと、二人が店に向かって歩いていると、向こうのほうに高利貸しのマチルの姿が。
見つかってはいけないと、ホンシムは慌ててウォンドゥクの手を引き、路地の中へ隠れた。
狭い場所に二人で身を寄せていると、ウォンドゥクはなぜかホンシムに懐かしさを感じ・・・
「100日の郎君様」第5話の見どころ・感想
今回の見どころは、パク令監の宴で明らかになったウォンドゥクの【豊富な知識】と、ホンシムを守ろうとする【男気】に尽きるのではないでしょうか。
パク令監の前で、高尚な詩を即興で詠んでみせたシーンは圧巻でした。
わらを結わせても、薪を割らせても、なに一つうまくできず、ダメ男のレッテルを貼られていたウォンドゥクだけに、なんだか100倍イイ男に見えてしまいました。「ギャップ」は人の心を動かしますね。
「字も読めないくせに!」とパク令監がウォンドゥクを汚い言葉でののしるシーンには、イラっと来ましたが、ウォンドゥクの返し方が巧妙で、ストレスが一気に解消しました。
知識に勝る武器はありません!
朝鮮王朝時代後期には、世宗大王が創製したハングルが庶民にも普及してきたそうですが、中国から伝わった漢字を読めるのは、両班など特権階級のみだったそうです。
ただのマヌケだと思っていた人が、突然、漢字を読み、さらには見事な詩まで詠んだら、それは驚きますよね。回を追うごとにかっこよくなっていくウォンドゥクに、目が離せません!