見ているだけで幸せな気分にさせてくれるヒョンビン&ソン・イェジン。ドラマ「愛の不時着」で、最高のコンビネーションを披露し、「TWORIカップル」なんて呼ばれていました。
命名したのは、この方!リ・ジョンヒョク役のヒョンビン。
「愛の不時着」のプロモーション中、ソン・イェジンから「リ・ジョンヒョク&ユンセリのあだ名をつけるとしたら?」と、質問されたヒョンビンは
「TWORI!」とすかさず答えていました。
リ・ジョンヒョクの「リ」とユン・セリの「リ」で、TWO RIだそうです。センスありますね〜。
と、それはさておき、ご存知の通り、このTWORIカップルが共演するのは、「愛が不時着」が初めてではありません。
2018年に韓国で公開されたスリラー映画「ザ・ネゴシエーション」(原題:협상|読み方:ヒョプサン)で、初共演を果たしました。
こちらが映画のポスターです。
リ・ジョンヒョクとユン・セリとは全然雰囲気が異なりますね。
映画「ザ・ネゴシエーション」で、ヒョンビンが演じた役は、人質をとって立てこもる凶悪犯ミン・テグ。ソン・イェジンは人質を救出する交渉人、ハ・チェユン役を熱演しました。
映画の内容は、後ほどたっぷりご紹介するとして、映画が公開された2018年当時から、二人の息ぴったりの演技や、現場での仲が良さが話題になっていました。
見るからに仲が良さそうですが、映画「ザ・ネゴシエーション」では、この二人は「敵」として対立します。しかも、映画の大部分は、ヒョンビン演じるミン・テグと、ソン・イェジン演じるハ・チェユンが、画面を通してやりとりするという構成。
そのことが心惜しかったヒョンビンは、「今度は恋愛ジャンルで、また必ず共演しようね」と、ソン・イェジンに声をかけたそうです(「ザ・ネゴシエーション」トークライブ中のヒョンビン発言より)。
そして、その約束が果たされたのが、「愛の不時着」での再共演だったわけです! なので、「ザ・ネゴシエーション」は、言って見れば「愛の不時着の生みの親」的な作品なのですね。
で、ブログのタイトルにも書きましたが、愛の不時着沼にハマっている人は、この映画、見ない方がいいかも・・・です。
なぜなら、視聴する私たちも「心惜しさ」を感じてしまうからです。
というのもに、劇中で、二人の関係性が変化していく過程が壮絶かつなんとも切なく、映画を観終わったあとは、
「えっ? もう113分過ぎたの? もっと二人のやりとりを見ていたい・・」
という気分になり、あげくの果てには「じゃあ、もう一回、愛の不時着を見るか」と、なぜかさらに不時着沼の深みにハマってしまうキケンな作品だからです。
それもこれも、ヒョンビン&ソン・イェジンの引きつけ力がスゴいからなのですが。
と、前置きを長々と書きましたが、TWORIカップル初共演映画「ザ・ネゴシエーション」をこれから観る方に向けて
・ヒョンビン&ソン・イェジンが語った「ザ・ネゴシエーション」の見どころと撮影秘話
をご紹介します。
ヒョンビン&ソン・イェジンが語った「ザ・ネゴシエーション」の見どころと撮影秘話
1、ソン・イェジンも驚いた悪役ヒョンビン
ヒョンビンといえば、これまで「王様」、「デパートのオーナー」、「刑事」、「レストランのオーナー」、「ドラマのプロデューサー」など、多彩な役柄を演じてきましたが、悪役は今回が初めて。それも、人質をとって立てこもる凶悪犯。
ヒョンビンは、シナリオに惹かれ、「ザ・ネゴシエーション」の出演を決めたと言いますが、同じ時期に出演オファーを受けたソン・イェジンは、監督から「ミン・テグ役はヒョンビンでほぼ決まり」と聞いて、衝撃を受けたそうです。
制作記者会見で、彼女はこんなことを語っていました。
ヒョンビンさんがこれまで築き上げてきたイメージとは正反対の役に挑もうとしていることにすごく驚きました。それと同時に、果敢でかっこいいなとも思いました。
出演を決めたのは、ミン・テグ役がヒョンビンさんだからという理由が大きかったです
一方、ヒョンビンもソン・イェジンに驚かされたとか。
髪を短く切って現れた時は衝撃的でした。
「ザ・ネゴシエーション」のあとに、次の映画の撮影が控えていることを知っていたので。たぶんその現場でいろいろ言われたんじゃないかと思います。刺激になりましたね。どうしよう、僕は何を準備しようかって笑
(「ザ・ネゴシエーション」プロモーションより)
ヒョンビンがここで言及しているソン・イェジンの「次の映画」とは、「Be With You ~いま、会いにゆきます」。この映画の撮影時は、エクステをして挑んだのだとか。
二人とも自分のイメージに固執することなく、新しいことに挑戦し続ける姿がかっこいいですね。そして、互いが互いをリスペクトしている様子がよく伺えます。
3、ヒョンビンとソン・イェジンが語った撮影秘話
「ザ・ネゴシエーション」では、韓国初の2ヶ所同時撮影が行われました。
上の写真、よく見ると、ヒョンビン演じるミン・テグの前のパソコンに、ハ・チェユン(ソン・イェジン)が映っています。
一方、チェユンも画面の向こう側にいるテグを見ています。
劇中では、タイにいるテグに対して、チェユンが韓国から交渉するという設定です。
撮影現場では、ヒョンビンがいる場所と、ソン・イェジンがいる場所の両方にカメラを設置し、同時にテイクをまわしながら、二人がやり取りする「二元中継」という方法が取られたそうです。
これについて、ソン・イェジンは
二元中継は、俳優人生で初めての経験でした。最初は戸惑いましたが、画面上とはいえ、ヒョンビンさんとライブでセリフのやり取りができたので、より生々しく緊迫したシーンを作り出すことができたと思います。
ヒョンビンさんとは、劇中では敵同士ですが、舞台挨拶などのツーショットを見た方々が、「お似合い」だと言ってくださるのもうれしいです笑
と、語っていました。
それを受けて、ヒョンビンも
僕も「二元中継」は初めてだったので、難しいと感じることもありましたが、モニターの向こう側にいるイェジンさんが、目の前にいるかと思うほど、迫力ある演技を見せてくれました。
だからこそ、同じ空間で演技ができたら・・という気持ちを強く持ちました。なので、「今度は別のジャンルで、例えばラブストーリーとかでまた共演しようね」という話しをしました
と、彼女をべた褒め。
この映画で敵として共演し、二元中継という独特の撮影だったからこそ、二人は「また共演したい」という気持ちが芽生えたわけですね。
「ザ・ネゴシエーション」を見た後に、もう一度、「愛の不時着」を見ると、また違った観点でドラマを楽しめるような気がします。 」
「ザ・ネゴシエーション」あらすじ
交渉人ハ・チェユンは、交渉中に人質と犯人の両方を死なせてしまう。それから10日後、責任を感じ辞表を提出しようとしたチェユンのもとに応援要請が入る。
ソウル市警危機交渉班の警部補、ハ・チェユン(ソン・イェジン)は、犯人との交渉中に人質と犯人の両方を死なせてしまう。チェユンは上司に辞表を提出するが、受理されず、休暇をすすめされる。
そんな折、チェユンのもとに応援要請が入る。ミン・テグと名乗る人物が、タイのバンコクでソウル市警危機交渉班のチーム長と記者を拉致し、チェユンを交渉相手に指名してきたのだ。
残忍極まりない人質ショーをくり広げながら、拉致の動機を明かさないテグに対し、チェユンは今度こそ人質の命を救おうと奮闘するが、果たして交渉の行方は!?
共演者が名優ぞろい
愛の不時着に出演していたこの人が出演
「愛の不時着」で、セリを陥れた2番目のお兄さんセヒョン役を演じたパク・ヒョンスさん。今回は国家情報院の職員として出演しています。
あれ? と思った方も多いはず。そうです!この方、映画「コンフィデンシャル/共助」でも、国家情報院の職員役で出ていました。お堅い職業の役が似合いますね。
愛の不時着では、リ・ジョンヒョクに打ちのめされていましたが、今回もヒョンビンと熾烈なやり取りをしています。
「コンフィデンシャル」に出演していたこの人も!
映画「コンフィデンシャル」つながりでいうと、チャン・ヨンナムさんも出演。「コンフィデンシャル/共助」では刑事の妻役でしたが、今回は、警察庁の係長役。冷静なのに、情が見え隠れするいい役を演じています。
梨泰院クラスのこの人まで!
「梨泰院クラス」でヒョニ役をつとめ、一躍有名になったイ・ジュヨンも出演!
ハ・チェユン(ソン・イェジン)の部下として、劇中では、ミン・テグについての重要な情報をチェユンに伝えるシーンが印象的です。