宮廷でバッタリ再会したヨンとラオン(男性名:サンノム)。今回はどのような展開になるのでしょうか?
【雲が描いた月明かり】第3話のあらすじ&感想です。
パク・ボゴム主演【雲が描いた月明かり】3話あらすじ
悪夢に悩まされる王を操り、権力を握ろうとする領議政キム・ホンがユンソン宅を訪ねてくる。ユンソンは、領議政キム・ホンのたった一人の孫だったのだ。
領議政キム・ホンの娘である王妃キム氏が懐妊。領議政宅では祝いの宴が催された。和やかな宴の最中に、領議政を批判する書が巻きつけられた一本の矢が飛んでくる。送り主は「雲」。
この騒動の直後に、宴に祝酒を持ってヨンが現れる。次期王を自身の一族から出したいと考える領議政は歓迎しないが、代わりにユンソンがヨンをもてなす。この二人、かつては友だった。
一方、内官の最終試験問題が手渡されるが、ラオンは宮廷から一刻も早く出たいがために、答案を白紙のまま提出する。
その夜、ラオンは、領議政の宴で残ったヤマドリ料理でヨンをもてなしながら、別れを告げる。顔をつき合わせれば、言い合いばかりしてしまうが、心が飢えているヨンを、ラオンは元気づけたかったのだ。
試験結果発表の日、不合格を言い渡されることを「楽しみ」に待つラオン。だが渡された通知は「合格」!
ラオンへの出題は「内官として役に立つには?」。白紙答案したラオンだが、ヨンが合格印を押したのだ。その理由は・・・!?
【雲が描いた月明かり】3話ネタバレ感想
今回、「次の展開が待ち遠しい」と思わせるような伏線がいくつもあって、見ごたえがありました。
まず一つ目は、「雷でも落ちないか」と虚無な日常にうんざり顔のユンソンの胸元に、屋根から落ちたラオンがすっぽり入るシーン。「本当に落ちた」とつぶやくユンソン。え?なになに?落ちたって、それは「恋」と掛けてるの?
そして二つ目は、子ども時代のヨンとユンソンの回想シーン。二人の相をみた学者が、ユンソンを「聖君の相」と領議政に告げた途端、領議政がそれ以上喋るな、と睨みつけています。おっと、そこに領議政の欲望が凝縮されていそうですね。これからどんな展開になるのでしょう。
また、ヨンをのことを「短命の相」と告げたのも、非常に気になります。
ヨンの「短命」とは逆に、子ども時代のユンソンの頭巾には「鶴」の刺繍が施されていました。
鶴といえば「長寿」の象徴ですが、朝鮮王朝時代には「賢者」、「神秘」の象徴でもあったそうです。
ヨンとユンソンの今後、そして、そもそも何故ラオンは幼い頃から男装して生きてこなければならなかったのでしょうか。今度のドラマの展開は・・・!?
【雲が描いた月明かり】 ロケ地紹介
ヨンが「学問に励むフリ」をして、王様にバレてしまうシーン(1話 6分45秒〜)や、王様と内官が領議政宅祝宴について話しているのをヨンが聞いているシーン(3話 11分50秒〜)など、様々な宮廷での場面が撮影されたのは、ソウル市内に位置する昌徳宮です。
1997年にユネスコ世界文化遺産に登録された美しい場所ですが、ドラマ撮影許可がなかなか下りないことでも有名だそうです。
「雲が描いた月明かり」撮影チームは、1ヶ月以上かけて資料を準備し、プレゼンに挑んで、見事撮影許可を得たのだとか。
昌徳宮(チャンドックン)ってどんなところ?
昌徳宮は、朝鮮王朝第3代国王太宗が1450年に創建した離宮です。文禄・慶長の役で焼失しましたが、1615年に第15代国王の光海君が王宮として再建。同じく文禄・慶長の役で消失した正宮の景福宮が再建される19世紀後半まで、歴代の王はここで政務を執り行いました。
ドラマの主人公、イ・ヨン(パク・ボゴム扮する)のモデルになった孝明世子も、実際に昌徳宮で暮らしていたそうです。
昌徳宮一の見どころといえば、宮殿の奥にある4万5000㎡の庭園、後苑(秘苑)です。後苑の池や楼閣は「雲が描いた月明かり」にも度々登場します。
ソウル旅行の際には、足を運んでみたいですね!